日本を代表するロックバンド、ゴダイゴにとって想い出の地であるネパールカトマンズが震災で甚大な被災を受けたというニュースが2015年4月25日に飛び込んできた。震災から4日後、大阪でコンサートを行なったゴダイゴは直ちにカトマンズの被災チャリティー募金をスタートし以降全てのコンサートでカトマンズへの募金を呼びかけてきた。デビュー40年を迎えた2016年、このカトマンズへの想いは外すことの出来ないテーマであった。
そこでゴダイゴはこれまでのシルクロードへの想いを、ゴダイゴのコンサートのテーマに託し、40周年のコンサートとして再構成。タイトルは「ゴダイゴの西遊記」今回の放送はそのコンサートの最終日中野サンプラザでの模様を収録。
総勢80名にも及ぶゴスペルクワイヤ、そしてダンサーとのコラボレーションも見どころ。40年の歳月をかけ熟成されたロックグループの今の姿をお届けします。
(c)JENIKA MUSIC
1980年、ゴダイゴは世界を回る旅に出た。春にはシルクロード、アフリカを巡り、そしてロサンゼルスでのコンサートを経て、10月23日・24日の2日に渡って開催された「第一回中日友好音楽祭」に出演した。天津市第一工人文化宮で行われたコンサートの初日の演奏を東京12チャンネル(現:テレビ東京)で放送したのが本作である。聴衆を映すカメラは音の大きさ、照明のきらびやかさに驚く人の表情から、徐々にそれに馴染んで、「ビューティフル・ネーム」での合唱に体を揺らすようになっていくところまでも捉えている。演奏される曲は、アルバム「西遊記」と「カトマンドゥー」を中心にポップでメロディアスな面を重視した選曲になっている。
(c)GODIEGO
ゴダイゴ・サウンドが日本を席巻していた1979年夏に、新曲「マジック・カプセル」を発表するまでのゴダイゴをドキュメンタリー・タッチで捉えた映画。
1979年夏、ゴダイゴ・サウンドが日本を席巻していた時期に制作された映画『マジック・カプセル』は当時のゴダイゴ人気の貴重な記録である。この映画は、1979年8月24日に東京国際貿易センターで新曲「マジック・カプセル」を発表するまでのゴダイゴをドキュメンタリー・タッチで捉えている。 タケカワユキヒデとミッキー吉野がメロディを作曲するシーンやメンバーのオフ・ショット、スタジオでアレンジが仕上げられていく過程等を、コンサート映像を挟みながら追いかけている。
1979年夏、ゴダイゴ・サウンドが日本を席巻していた時期に制作された映画『マジック・カプセル』は当時のゴダイゴ人気の貴重な記録である。この映画は、1979年8月24日に東京国際貿易センターで新曲「マジック・カプセル」を発表するまでのゴダイゴをドキュメンタリー・タッチで捉えている。 タケカワユキヒデとミッキー吉野がメロディを作曲するシーンやメンバーのオフ・ショット、スタジオでアレンジが仕上げられていく過程等を、コンサート映像を挟みながら追いかけている。
(c)JENIKA MUSIC
1985年4月に行われたゴダイゴファイナルツアーの模様をCS初放送!
1985年4月12日(金)、東京・大阪・京都を回ったファイナル・ツアーの初日である新宿厚生年金会館でのコンサートの模様を収録。この時のメンバーはミッキー吉野(key)、タケカワユキヒデ(vo)、浅野孝已(g)、トミー・スナイダー(dr)、吉澤洋治(b)の五人で、ホーン・セクションは岸本博(tp)と松風鉱一(sax)の2管である。ゴダイゴの勇姿を見られるのはこれが最後ということで、ファンは燃えに燃えており、煽られるように演奏のテンポも非常に速く設定されている。
1985年4月12日(金)、東京・大阪・京都を回ったファイナル・ツアーの初日である新宿厚生年金会館でのコンサートの模様を収録。この時のメンバーはミッキー吉野(key)、タケカワユキヒデ(vo)、浅野孝已(g)、トミー・スナイダー(dr)、吉澤洋治(b)の五人で、ホーン・セクションは岸本博(tp)と松風鉱一(sax)の2管である。ゴダイゴの勇姿を見られるのはこれが最後ということで、ファンは燃えに燃えており、煽られるように演奏のテンポも非常に速く設定されている。
(c)UNIVERSAL MUSIC
1999~2000年の期間限定リユニオンを終えてゴダイゴのメンバーは再びそれぞれの活動に戻った。その後もテレビの特別番組等で一緒に演奏する機会はあったが、ミッキー吉野はゴダイゴという彼のライフワークをパーマネントなバンドとして復活させることを考えていた。ミッキーは再始動時のインタビューで『伝えなきゃいけないことを伝えなきゃいけない』と語っているが、ゴダイゴとして“アドバンスト・ポップ”という、メッセージを発信するチャンスはバンド結成から30周年となる2006年に訪れる。ユニバーサルと契約したゴダイゴはシングル「Monkey Magic 2006」をリリースすることとなり、それに先立つ5月4日に『世界遺産劇場 ゴダイゴ特別コンサート「轟き」in 東大寺』を奈良の東大寺で行った。
このライヴでは、それ以降のレギュラー・メンバーとなる竹越かずゆき(key & vo)と吉田治(sax)、奥村晶(tp)、池田雅明(tb)からなるゴダイゴ・ホーンズが参加している。竹越かずゆきの安定したキーボード・ワークと伸びのあるヴォーカルはその後のゴダイゴのライヴでは欠かせない存在となっており、彼の参加によりライヴ・サウンドの幅が広がることとなった。今回のステージでミッキーは、奈良の東大寺から中国を経てインドに渡り、再び中国~朝鮮半島経由で日本に帰るという「シルク・ロード」をイメージしており、『西遊記』と『カトマンドゥー』という2枚のアルバムを中心に、西方への旅をモチーフとした選曲がなされている。「エイジアティック・フィーヴァー」や「ドラゴンズ・アンド・デーモンズ」のように以前のライヴではあまり聴く機会のなかった曲が演奏されているのも貴重である。ゴダイゴという日本のロック史の中で特異な位置を占めるバンドがここに再始動した。彼等が何処までやれるか、それはこの国でのロック・ミュージックの成熟度を試す新たな挑戦である。
このライヴでは、それ以降のレギュラー・メンバーとなる竹越かずゆき(key & vo)と吉田治(sax)、奥村晶(tp)、池田雅明(tb)からなるゴダイゴ・ホーンズが参加している。竹越かずゆきの安定したキーボード・ワークと伸びのあるヴォーカルはその後のゴダイゴのライヴでは欠かせない存在となっており、彼の参加によりライヴ・サウンドの幅が広がることとなった。今回のステージでミッキーは、奈良の東大寺から中国を経てインドに渡り、再び中国~朝鮮半島経由で日本に帰るという「シルク・ロード」をイメージしており、『西遊記』と『カトマンドゥー』という2枚のアルバムを中心に、西方への旅をモチーフとした選曲がなされている。「エイジアティック・フィーヴァー」や「ドラゴンズ・アンド・デーモンズ」のように以前のライヴではあまり聴く機会のなかった曲が演奏されているのも貴重である。ゴダイゴという日本のロック史の中で特異な位置を占めるバンドがここに再始動した。彼等が何処までやれるか、それはこの国でのロック・ミュージックの成熟度を試す新たな挑戦である。