史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ

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伝説の超大型クイズ番組の第7回を一挙放送!

第7回 史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ 5月4日(木・祝)21:00~全4部一挙放送

「第2回 KNOCK OUT(ノックアウト)~競技クイズ日本一決定戦~」をTV初放送!

クイズ史上、空前のスケールで展開された伝説的クイズ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」。今回は挑戦者が1万人を突破した第7回が登場!

5月4日(木・祝)21:00~27:00 全4部一挙放送!

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「QUIZ JAPAN」編集長の大門弘樹氏が語る、「ウルトラクイズ」を観る前に確認したい3つのポイント

海外旅行が身近になったのは『ウルトラクイズ』のおかげ!?

 「ニューヨークに行きたいか!」というフレーズでおなじみの『アメリカ横断ウルトラクイズ』。その第1回大会の予選が行われたのは、1977年9月4日のことだった。当時、1ドルは260円台。庶民にとっては、海外旅行など夢のまた夢だった。そんな時代に、「タダで海外に行けるクイズ番組」の触れ込みを見て、予選会場の後楽園球場に集まったのは、わずか404人。出場者が半信半疑なら、スタッフは全くの手探り状態。それもそのはず、当時の日本には、たくさんの素人を海外に連れて行ってロケをする番組など、存在すらしていなかったのだから。今までにないほどの壮大なスケールの番組を、まったくノウハウがないまま作っていく。当時の番組スタッフの苦労は、いかほどであったか。
この年の秋に放送された『第1回ウルトラクイズ』は、アメリカ全土を駆ける抜ける壮大なスケールと、出場者たちが織り成す人間ドラマで、たちまち話題に。翌78年以降も毎年秋に放送され、「秋の風物詩」ともいえる国民的な人気番組へと成長していく。
80年代に入ると、『なるほど!ザ・ワールド』『世界まるごとHOWマッチ』といった『ウルトラクイズ』の影響を受けた海外ロケ番組も出現。『ウルトラクイズ』とともに、日本人に「海外が身近なものである」というイメージを植え付け、海外旅行ブームが到来するきっかけをつくった。日本人にとって、海外旅行のイメージを「夢」から「現実」へと変えたのは、『ウルトラクイズ』だったと言っても過言ではないのだ。

SNSもない素朴な時代に市井の人々が一躍時の人に!

 多くの参加者を「夢の海外」へと連れて行った『ウルトラクイズ』だが、「クイズの都」ニューヨークだけは別格だった。決勝の地・ニューヨークまでたどり着けるのは、毎年たったの2人。数多のクイズ番組を制し、優勝候補と目された「クイズ荒らし」でさえ、たった1問の○×クイズでドロンコまみれになることもあった。いや、それ以前に「ジャンケン」を勝ち抜かなければ飛行機に乗ることもできなかったのだ! まさに「知力・体力・時の運」。だからこそ筋書のないドラマが生まれ、誰もが予想していなかった勝者と敗者が生まれていく。
そんな「筋書きのないドラマ」を紡いだのは、タレントでもなんでもない「単なる素人」。その辺にいそうなオジサン、決してイケメンとはいえないオニイサンたちの悪戦苦闘に、日本中が熱中した。まだ、YouTubeもSNSもなく、一般人が自分を表現したりなんてことは考えてもいなかった時代。ただただ素朴な人たちが、クイズが始まった瞬間に顔色を変え、仲間の負けが決まった瞬間に大粒の涙を流す。演じているのではない、「生の表情」が映し出されるのが、『ウルトラクイズ』の醍醐味だった。だからこそ人間味あふれる出場者たちは一夜にしてスターとなり、全国の子供たちは「僕も出たい!」とブラウン管にかじりついた。クイズ番組としての面白さも、海外情報番組としての面白さも併せ持っていた『ウルトラクイズ』だが、番組の一番の柱は、実はこの「市井の人々のドキュメンタリー」としての面白さだったのだ。

本当に待ちに待った「前期ウルトラ」有数の傑作!『第7回』がついに登場!

 これまでにファミリー劇場にて再放送されてきた『第11回』から『第13回』は、立命館大学のクイズ研究会が3連覇を達成した、大学のクイズ研の活躍華やかなりし「後期ウルトラ」を象徴する傑作群。 そんなクイズ研究会の猛者たちが、子供時代に夢中になり、クイズの道へと進むきっかけとなったのが「前期ウルトラ」。そして今回再放送される『第7回』は、そんな「前期ウルトラ」の象徴ともいえる回なのだ。
後楽園の予選参加者は初めて1万人を突破し、視聴率はシリーズ最高の34.5%を記録。また、前年の年末には『紅白歌合戦』の真裏でスピンオフ番組『ウルトラクイズ史上最大の敗者復活戦』が、同年12月には弟分の『第1回全国高等学校クイズ選手権(高校生クイズ)』が放送されるなど、いわば『ウルトラ』最盛期に制作されたのが『第7回』なのだ。
もちろん、内容の方も折り紙つき。『ウルトラ』史上初めてカナダに上陸、極寒の地・ジャスパーから灼熱のデスバレーへと、50℃にも及ぶ温度差を移動するルートは圧巻! 各チェックポイントでは『ウルトラクイズ』らしいシャレの効いた企画が目白押しだが、中でもイチ推しはレイクパウエルの「クイズヨットスクール」。なぜか(?)鬼のようにキビしくなる福留アナに注目だ。
ともあれ、本当に待ちに待った「前期ウルトラ」有数の傑作の再放送。ビデオデッキがまだ一般的でなかった時代の作品だけに、リアルタイムで観ていた世代以外は、未見の方がほとんどではないだろうか。そういう方にこそオススメしたい。きっと木曜日が待ち遠しくなるはずだ。

大門弘樹

『QUIZ JAPAN』編集長/企画制作会社セブンデイズウォー代表 1974年、京都市生まれ。ゲーム『クイズマジックアカデミー』シリーズ(KONAMI)や、『THEクイズ神』(TBS)などのクイズ問題を作成。『今世紀最後!アメリカ横断ウルトラクイズ』では国内第一次予選を突破するも成田で敗退。
『パネルクイズ アタック25』優勝。2014年にクイズ専門誌『QUIZ JAPAN』を創刊。
『QUIZ JAPAN』公式サイト

現在のクイズ界でキーマンと言える3名の識者が5つのテーマで「ウルトラクイズ」を語る。題して『俺たちのクイズ論』!出演:大門弘樹(「QUIZ JAPAN」編集長)、日高大介(クイズ作家)、水上颯(現役東大生クイズプレイヤー・「頭脳王」2連覇)


  • ①ウルトラクイズが起こした革命!


    ②今もTV界に引き継がれるウルトラ遺伝子!


  • ③ウルトラクイズと言えば・・・


    ④前期ウルトラクイズ決定版!第7回の見どころ


  • ⑤第7回が蘇った2016年はクイズ新時代の到来か!?

    (※ネタバレ注意)


  • 左より:水上颯(現役東大生クイズプレイヤー・「頭脳王」2連覇)、日高大介(クイズ作家)、大門弘樹(「QUIZ JAPAN」編集長)

“第7回”のアメリカ横断ルートはこれだ!

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