銀魂（1期）

かつて侍たちが仰ぎ夢を馳せた江戸の空には、突如舞い降り台頭した「天人」の船が飛び交い、街中では天人たちが偉そうにしていた。そんな江戸の街で万事屋を営んでいる坂田銀時のもとを依頼人・加藤健が訪ねる。

銀時は突然獅子村に襲われるが、油断した隙を突き事なきを得る。彼が神楽たちに合流した時、依頼人・加藤は修行に耐えられず、すでに去っていた。銀時はひとり酒をあおる加藤を見つけ、共に酒を飲み、語りかける。

天人が降り立ち、侍たちは剣を捨てたが、新八の父は侍としての誇りを失うことなく剣の道を貫いた。そして死ぬ間際、侍の魂を姉弟に託した。新八は父の残した道場を守るべく、慣れないアルバイトに精を出す。

新八が万事屋に身を置いて半月が経った。しかし、銀時に侍の魂の輝きを見いだすことはできず、新八は後悔し始める。そんなある日、スクーターに2人乗りをしていた銀時たちの前に少女が飛び出してきた。

いつもどおりの万事屋の喧噪。そんななか、階下のスナックお登勢に飛脚スクーターが突っ込んできた。息も絶え絶えの飛脚は、大事な小包を届けてくれるよう万事屋の面々に頼む。銀時たちは戌威星大使館へと向かう。

銀時たちは桂の爆弾から結果的にみんなを守ったが、その後警察の取り調べを受ける。銀時たちの仕業だろうと疑う警察に、ただ時計を見つめていた新八が切れる。結果、彼らはようやく釈放されるのだった。

央国星のハタ皇子のペット・ペスが姿を消した。捜索を命じる天人を苦々しく思いつつ、入国管理局は万事屋に捜索を依頼。彼らは天人絡みの依頼と聞いて一度は断ったが、大金を積まれると尻尾を振ることにした。

真選組が江戸の治安を守ろうと奮闘している時、局長の近藤はスナックで働くお妙相手にくだを巻いていた。自分は駄目な人間だと落ち込む近藤に、お妙は愛する人なら欠点ごと愛することができるとほほ笑む。

局長は女を賭けた決闘で負けた。土方から沖田へ、沖田から真選組内へと噂は伝播して、隊内に動揺が走る。さらに、近藤の無様な姿がテレビで放映されると、土方は真選組の威信を取り戻したいと考えていた。

ハタ皇子が再び江戸を訪問。ペットのペスを失った皇子は、今度こそかわいいペットを入手しようと、江戸市中の動物園を巡る。一方、酢昆布をむさぼる神楽は、万事屋の前に置かれた箱にかわいい姿を見つけ、ほほ笑む。

交通事故で入院している新八を見舞う銀時と神楽。万事屋の面々は病院でも普段と変わらず騒々しい。そんな彼らの話が聞こえたのか、向かいのベッドのじじいからある依頼を引き受けることになった。

ある夜、銀時たち万事屋の大家・お登勢は路地裏で腹を空かせ途方に暮れる猫耳の天人・キャサリンと出会い、彼女をスナックお登勢に迎え入れた。お登勢は、熱心に働き、よく気がつく彼女を大いに気に入る。

万事屋に人捜しの依頼が舞い込む。幕府に仕える家の娘が、行方不明だという。この件を穏便に解決したい依頼人の頼みを、渋々引き受け捜索を始めた銀時たちは、娘が大好きなクラブに聞き込みに行く。

宇宙海賊の船を墜とした銀時と桂。これを契機に、海賊や天人と癒着し違法薬物でもうける幕府高官を潰そうとする攘夷志士の動きが活発化する。（「男にはカエルに触れて一人前みたいな訳のわからないルールがある」）

定春の面倒を押しつけられた銀時は、過剰なコミュニケーションの前に疲れ切ってしまう。そこへ桂が珍妙な生物を連れてきた。宇宙商人・坂本によって贈られたそれは、エリザベスという名のペットのようだった。

昼間から公園でたそがれる長谷川に神楽は「なぜ昼間からこんなところにいるのか」と聞く。一時の勢いでハタ皇子を殴り、入国管理局をクビになった長谷川は、まるで駄目なオッさん「マダオ」街道まっしぐらで…。

将軍が姿を見せる祭りを前に、お登勢率いるかぶき町町内会の人々は江戸一番の発明家・平賀源外のもとに詰めかけていた。一日中騒音を立て、ガラクタばかりを作り続ける源外に、みんなの堪忍袋の緒が切れたのだ。

姉への贈り物にと新八は胸の部分に「宇宙怪獣ステファン」と書かれた名札が縫いつけられた、どことなくエリザベスに似た人形を手に帰宅する。しかし、新八を待ち受けていたのは、お妙の長刀の斬撃だった。

楽して儲けようとパチンコに運命を委ね、結果散った男たちがいた。拾った小銭で買った棒アイスをくわえながら銀時と長谷川は自らの行いを悔いていた。そんな2人のもとに、うまいもうけ話が飛び込んできた。

蚊が飛び交う夏の夜、真選組の隊士たちは怪談に興じていた。隊士・稲山が語るその怪談は、真夜中の寺子屋に赤い着物を着た女の幽霊が現れるというものだった。すると、その幽霊が真選組屯所にも姿を現した。

万事屋一行が池のほとりで釣り糸を垂らす。ところが、釣れるのは怪しげな魚ばかり。そんな時、神楽の竿に大きな当たりがあった。釣り上げてみると掛かっていたのは、緑色の体で…。（「男ならとりあえずカジキ！」）

ある朝のこと。普段どおり、万事屋へと出勤した新八は、銀時を叩き起こそうとして信じられないものを見てしまう。銀時の部屋のふすまを開けてみると、布団の上で絡み合う銀時とくノ一の格好をした女の姿があった。

買い物から帰って来た神楽の態度は横柄だった。その理由は町内会の福引きで宇宙の旅を引き当てていたからだ。万事屋一行は早速宇宙港に向かう。ところが、ペットの連れ込みは禁止と言われてしまった。

マドマーゼル西郷とは、かぶき町四天王の1人で、鬼神と呼ばれるオカマである。その西郷を化け物呼ばわりしたために、銀時は女装させられ、西郷の営んでいる「かまっ娘倶楽部」で働かされることになった。

万事屋一行は久々に食卓へのぼったすき焼きから注意を逸らし、一切れでも多く肉にありつこうと、互いがけん制しあう。激しい腹の探りあいが繰り広げられていると、銀時と新八が神楽を陥れ鍋に襲いかかる。

長谷川に頼まれ、彼が勤務するコンビニ「大江戸マート」を1日預かることになった万事屋一行。しかし、神楽と銀時の中途半端なやる気が災いして、客は大迷惑。真面目に働く新八は、その様子を見て呆れる。

女子プロレスの会場で、闘うアイドル・お通に声援を送る新八と興奮して乱入してしまう神楽。呆れつつ眺める銀時の前に沖田が現れた。彼は暇なら付き合ってくれ、と言って地下闘技場・煉獄関に銀時を連れていく。

歯を磨きながら観ていた占いコーナーで、「乙女座で、あごひげを蓄えていて、今歯を磨いている人は今日死にます」と結野アナににこやかに断言された近藤は笑うしかなかった。そこに怒鳴りながら松平が現れ…。

妖刀・星砕は星をも切り裂くといわれている。この刀を求め、岩慶丸という男が夜な夜な刀狩りを繰り返す。彼は最強の武器を求めて地球へ飛来した天人だった。（「慌てるな！クーリングオフというものがある」）

新人アイドルの寺門通とアイドルグループ、反侍のリーダー・GOEMONの熱愛が発覚。このニュースは新八らを失意のどん底へ叩き込む。また、お天気お姉さん・結野アナが結婚していたことが判明し、銀時もぼう然となる。

地面に仰向けで倒れている銀時、青空は赤く染まっていった。銀時は意識を失って、病院へと担ぎ込まれた。ジャンプを買おうとバイクを走らせていた銀時は、携帯電話片手に運転をする車に突っ込まれてしまったのだ。

銀時が万事屋の解散を宣言し、江戸の町へ消えてから2週間が経った。宇宙船によって大破し、無残な姿となった万事屋で、神楽はひとり籐椅子を揺らしながら酢昆布をむさぼる。神楽は、銀時の帰りを待つ。

記憶喪失から回復した銀時は、人生のリスタート記念として、溜まりに溜まった家賃もリセットしようとお登勢に掛けあう。しかし、無情にも大破した万事屋を１週間以内に修復しないと追い出す、と宣告されてしまった。

ネコミミアイドル・TAMAが登場したことで、お通の人気が危ない。寺門通親衛隊の面々は電車の中でそんな話題を熱く語る。また新八は、彼らの中にもTAMAに浮気した者がいると知り、鉄拳制裁を加える。

新八がエロメスに部屋へと連れ込まれる。その一部始終を銀時たちは裏通りから見張っていた。そんな彼らの前を、ネコミミ女が通り過ぎていった。（「恋にマニュアルなんていらない（延長戦）」）

夜の仕事を終えたお妙とおりょうは、朝日の中を家路に就く。客の愚痴などを爽やかに交わしていると、橋に差しかかったところで新人・花子が身投げしようとしているのを目撃。お妙は慌てて止めに入る。

雪が降る夜のこと。銀時は肉まんを買いに出た帰り道、道ばたで言い争う赤い服を着たじいさんとトナカイに遭遇する。（「サンタなんていねーんだよって言い張る奴こそホントはいるって信じたいんだよ」）

江戸が大雪に見舞われ、一面が銀世界となった。そんななか、お登勢の声が祭りの始まりを告げる。かぶき町雪祭りでは、雪像を作り、グランプリを獲得すると賞金が出るのだ。（「雪ではしゃぐのは子供だけ」）

真選組の検問を強行突破しようとした桂は沖田のバズーカ砲を浴び、足を負傷してしまう。また、桂は屋根伝いに追手から逃れようとしていると、ラーメン屋「北斗心軒」の女主人・幾松に下着泥棒と間違われ撃退される。

江戸中が映画「えいりあんVSやくざ」の話題で盛り上がっている頃、宇宙からやってきたえいりあんが江戸の街に潜り込んだ。えいりあんばすたーとして名を馳せる星海坊主の助言で、近藤は真選組に非常線を張らせる。

銀時に別れを告げられた神楽は、失意のまま、父・星海坊主と一緒にターミナルの宇宙船乗り場にいた。銀時から事情を聞きつけた新八は、神楽が万事屋や銀時をどれだけ大事に思っていたか考えろと食ってかかる。

えいりあんに混乱するターミナルに定春と共に現れた銀時は触手に飲み込まれてしまう。一方、星海坊主はこの騒ぎの原因であるハタ皇子とじいを助けて傷つき倒れていた神楽を発見。ハタ皇子たちに掴みかかるが…。

星海坊主は旅立ったが、神楽は江戸に残った。スナックお登勢でしんみりする仲間たちの姿を見て、神楽はいたずら心を起こし、窓の外から店の様子を窺う。だが神楽がいない寂しさは、いつの間にか別の話題へと移る。

極悪奉行・遠山珍太郎に捕らわれたエリザベスの救出を、桂は食べ物で釣って万事屋に依頼しようとする。結局依頼を受けてしまった万事屋一行と桂は、忍びの助けを得ようと、くノ一カフェで働くさっちゃんを訪ねる。

ある夜のこと。酒を飲み過ぎた銀時が万事屋に帰宅すると、定春が巨大化していた。イチゴ牛乳を飲ませながら、巨大化した原因を考える銀時たち。しかし、何も思い浮かばない。また、犬語翻訳機も当てにならなかった。

定春が暴走した件で賠償金を払うため、阿音は貯金と神社を手放した。スナック「すまいる」で働く看板娘である彼女は、別の看板娘・お妙とは常に衝突する仲だった。阿音のお得意様をお妙がボコボコにして…。

銀時たちは、例年以上にひどい花粉に悩まされていた。一説にはどこかの星の植物が原因だというが、詳しいことはわからずじまいだった。あのお登勢が店を休むほどの花粉なのだから、とんでもない状況だ。

真選組に仲間を捕らえられた八虎留三兄弟は、報復のために土方を狙う。オフの日を狙い、定食屋で飯を食う土方の隣に座る三男だが、マヨネーズ丼を見て怯んでしまった。（「似てる二人は喧嘩する」）

楽して金を得ようとカジノへと繰り出す銀時と長谷川。丁半博打で威勢良く張る2人だが、負けが込み、最後はふんどし一丁になってしまう。2人は勝てないことを悪霊に取りつかれているせいにして嘆くが…。

思い起こせば色々なことがあった1年。高視聴率を期待されてスタートしたが、ふたを開けてみれば苦難の連続だった。2年目に突入するこの節目に際し、銀時は「やるべきこと」を提案するのだが…。

万事屋の前に「あなたの子供です」ということが記されている書き置きと共に、赤ん坊が捨て置かれていた。くせ毛の銀髪に死んだ魚のような目、銀時そっくりの容貌に、彼以外の誰もが銀時の隠し子だと信じて疑わない。

賀兵衛は捕らえたお房に対し、赤ん坊・勘七郎の行方を問い詰める。そこに、似蔵に追われた新八と神楽がなだれ込んだ。それでもまだ、お房への追及の手をゆるめない賀兵衛に、神楽が煙幕を張り…。

かぶき町で連続放火事件が発生。ゴミに火をつける手口だと判明したため、警戒してゴミの分別が厳しくなるが、銀時はこっそりと燃えるゴミの日に雑誌を出そうとする。それがお登勢に見つかり、銀時は説教を食らう。

突然「おかん」が万事屋に乗り込んできた。上京したまま消息を絶った息子・八郎を捜すため、万事屋に勝手に転がり込んでしまったのだ。世話を焼いてくれるおかんに戸惑いながらも、銀時らは八郎の捜索を始める。

八郎の気を失わせ、狂志郎に無理難題を押しつける黒駒の勝男に、銀時たちはホストに成り済まして対抗する。要求を拒否する狂志郎に対し、勝男は見せしめとして八郎にドスを向けるが、銀時がそれを阻む。
25分

連続婦女子誘拐事件が江戸の街を騒がせる頃、行き過ぎた取り締まりをする真選組のイメージは悪化していく。江戸市民への防犯の呼びかけとイメージアップを狙い近藤は、アイドル・お通を一日局長として迎える。

快援隊が大切な荷物の運搬を請け負った。受取先の青木商会に引き渡そうとした快援隊の陸奥。ところが、取引場所に姿を現した黒ずくめの一団に、あろうことか荷物と金を奪われてしまった。陸奥は取り返すため…。

万事屋にやってきたエリザベスだが、いつも一緒にいるはずの桂はいない。話もせず、もともと掴み所がないエリザベスの応対に困り果てる銀時たち。とりあえずお茶を出す新八だったがエリザベスは何も反応しない。

江戸で起きた辻斬り騒動の裏には、銀時や桂と共に攘夷戦争を戦った高杉晋助の存在があった。彼は攘夷浪士の集団・鬼兵隊を組織し、幕府の転覆を企てていたのだ。桂を探す神楽は、単身で高杉たちの船に乗り込む。

桂一派は、桂の敵を討つため、高杉たちに戦艦で空中戦を仕掛ける。似蔵は兵器・紅桜で応戦。一方、神楽救出のために高杉たちの船に潜入していた新八は、砲撃の混乱に乗じて神楽を救出することに成功する。

銀時と似蔵は高杉の船の甲板で死闘を繰り広げる。対艦兵器・紅桜に意識までも侵食され、暴走する似蔵に、鉄子が打った刀で応戦する銀時。圧倒的な力で攻め立てる似蔵だったが、少しずつ銀時が挽回する。

桂一派と高杉一派の抗争の報告を土方は真選組の監察・山崎から受けた。その中には万事屋らしい人物の目撃情報もあった。銀時と攘夷派との関わりを疑っていた土方は、山崎に銀時の身辺を調査するよう命じる。

時間も正確に依頼主の要望に応える忍者・服部全蔵の職業は宅配ピザ屋だ。ある夜、着地しようとした彼に銀時のバイクが突っ込む。全蔵は痛む痔を顧みることなく、ピザ箱を拾い上げて依頼主のもとへと向かおうとする。

攘夷志士の頭・桂は、江戸の人々に過激派だと思われるのを嫌い、好感度アップを狙ってテレビ番組の取材を受けることになった。ところが、穏健派とはいえ攘夷志士の桂は常に真選組に追われる身だった。

子供たちの間でカブトムシ同士を戦わせる遊びが流行する。定春28号と共に参戦しようとする神楽だが、フンコロガシでは相手にされない。そこへ沖田がサド丸21号と一緒に乱入。みんなのカブトムシを奪ってしまった。

銀時は寂れた団子屋「魂平糖」で団子を頬張っていた。向かいにできた甘味処「餡泥牝堕」に客を取られてしまい、それでもなお団子一筋にのれんを守り抜こうとする主人と、銀時は意気投合するのだが…。

銀時は、壊れたバイクをからくり技師の平賀源外に修理してもらった。だが、その代金を払わずに銀時が店から立ち去ろうとすると、源外が修理のついでに改造していた仕掛けを作動させる。（「走り続けてこそ人生」）

祭りの日を迎えた。賑やかな縁日に背を向け、銀時たちはお寺の境内へ向かう。自分も祭りを楽しみたいとごねる神楽に、持ち回りの役目だからと銀時は諭す。境内には頭に矢が刺さった落ち武者に扮する落さんが現れた。

燃えないゴミの日なのに雑誌を捨てた銀時は、ホラー仕立てのテレビCMに脅されて雑誌を回収しにいく。そこで女の生首を見て気絶。翌朝、目を覚ました銀時は、夢かと胸をなで下ろすが、神楽の手元には…。

メイドたちに急襲された銀時たちは二手に分かれた。銀時と神楽がおとりとなって敵のメイドたちを引きつけ、新八がタマを源外の所へ連れていく。タマは新八の生存確率を5％と判断。彼に逃げるよう勧める。

銀時たちはカラクリによる江戸の支配を目論む伍丸弐號のもとへ急ぐ。彼らは源外の戦車でターミナルを目指していた。巨大メイドの襲撃で源外と戦車を失い、神楽と定春と別れた銀時は芙蓉を伴い、奥へと進んでいく。

いつもと様子が違う定春。普段はペットフードを7袋もたいらげるのに5袋しか食べなかったり、ファッション誌を読んだり、マッチョな雑誌を読んだりしているのだ。（「犬の肉球はこうばしい匂いがする」）

万事屋一同は、山に松茸狩りに来た。浮かれまくる銀時の前に、摩理之介というハンターが姿を現し、この山は危険だから早々に去れと警告する。ところが、銀時たちは聞き入れることなく、ひたすら松茸を求める。

神楽たちはキャサリンの眉毛がつながりかけていることに気づく。眉毛剃りから戻ってきた彼女の眉毛は、Ｍ字につながっていた。しかも、凶暴化してお登勢に襲いかかり、収まるとお登勢の眉毛までつながってしまう。

打ち切りの危機にさらされながらも、どうにか2年目も折り返しにたどり着いた銀魂。「テコ入れ」したおかげで乗り切れたんだと主張する銀時。ところが、危うく逆に打ち切りになりかけたと新八が暴露する。

土方がスナック「すまいる」を訪れる。騒ぐ女の子たちをよそにお妙を指名して、近藤の女房のふりをして彼の縁談をぶち壊してくれ、という相談を持ちかける。相手は猩猩星の第三王女でゴリラにそっくりだった。

九兵衛はお妙を自分の妻として迎える、と宣言。突然のことに困惑する新八だったが、別れ際にお妙が見せた涙を思い出し、近藤と共に柳生屋敷へと乗り込んだ。銀時、神楽、そして土方と沖田が加勢する。

神楽が沖田と西野、特に沖田をボロボロに撃破する。一方で、食卓ではマヨラー土方とケチャラー北大路が戦いを繰り広げていた。その戦いは両者の胃を満足させただけで終わり、両者はいよいよ剣を交える。

沖田に叩きのめされた南戸の失態を見て、四天王筆頭・東城が動き出す。彼の出陣に伴い、九兵衛も戦場に赴く。戦闘が激化する気配が漂うなか、近藤と銀時はトイレで絶体絶命の危機に陥っていたのだ。

近藤と東城の壮絶な一騎討ちが終わってもなお、銀時と敏木斎の駆け引きは続いていた。銀時は財布から、最後の千円札をつまみ上げ、敏木斎は柳生の秘伝書を眺め、どうすれば良いのか、と考え込んでしまう。

九兵衛の壮絶な過去が判明し、ようやく銀時たちに本心を打ち明けたお妙。恒道館一同は柳生四天王を打ち破り続々と集結する。そしてとうとう、銀時、新八と九兵衛、敏木斎の最後の対決が始まる。

万事屋一同は金欠に陥っていた。テレビのニュースでは、山奥の村に謎の怪獣オロチンが現れ、それに伴い数々のモンスターが発生しているという。（「ラーメンのために並ぶんじゃない。自己満足のために並ぶんだ」）

スナック「すまいる」で風邪が大流行し、ほとんどのホステスが病欠する。大事な接客を明日に控えているというのに、店で元気なのはお妙だけだった。どうにかしてホステスの人数を集めなければならない。

ハードボイルドを好む刑事の小銭形平次。彼の日常には、次々とハードボイルドな出来事が起きていくのだった。ある夜、彼は宿命の敵であり、10年間追い続けている大犯罪人・狐火の長五郎を追っていて…。

狐火の長五郎から犯行予告状が届く。その狙いは大江戸美術館の「金の油揚げ像」だった。同心たちは、お奉行の威信に懸けて、今度こそ犯行を阻止せんと意気込む。謹慎中の小銭形は万事屋一行と共に現場に駆けつける。

沖田の姉・ミツバが結婚の報告で真選組屯所にやってきた。近藤は沖田に1日休暇を与えて、姉に江戸の街を案内するよう告げる。姉の前では普段のSの姿はすっかり影を潜め、素直な弟になってしまう沖田だった。

銀時は発作を起こして入院したミツバを見舞う。するとミツバは、こんな体だけれど幸せになって弟を安心させてあげたいと語った。そんななか、ミツバの容態が急変したため、集中治療室へと搬送される。

東城は九兵衛の部屋で「天人の最新技術でロリータな女の子もナイスガイに変身」などと書かれた整形外科のチラシを発見。本来女の子である若が男になろうとしているかもしれないと心配した東城は銀時らに相談する。

銀時、神楽、新八の3人は真っ黒な暗闇の世界で眠っている。ここはいったいどこなのだ、と気になりながらも、「目覚めよ」という声に構わず眠っていた。その声の主は銀時の木刀・洞爺湖の仙人だった。

長谷川の今度の災難は、かぶき町路上での交通事故だった。同じ場所で同じように看板持ちバイトをしていたエリザベスと一緒に、車にはねられたのだ。入院中の長谷川は白衣の天使・内野さんに夢うつつの状態だった。

堕落した生活が原因で、丸々と太ってしまった神楽。ダイエットのアドバイスを受けにお妙のもとを訪ねるが、彼女もまた高級アイスの食べ過ぎで肥えていた。そんな激太りの2人をさっちゃんは嘲笑う。

絶対に油断や過信をすることなく、あらゆる作戦を練って、己の安全を万全に期してから、確実にターゲットをしとめる。自らを臆病者と称する暗殺者、人呼んで殺し屋・亀が、ある仕事の依頼を受けるのだが…。

この年もバレンタインデーがやってきた。江戸の町中で乙女たちがチョコレートを買いあさっている。銀時と新八は「バレンタインなんて興味ない」と言いながらも、気合満々のファッションを決めていた。

マダオこと長谷川は、再就職が決まったことを受け、別居中の妻・ハツと関係を戻そうと考える。しかし、彼にはひとつだけ気がかりなことがある。それは彼女との電話中に、知らない男の声が聞こえてきたことだった。

痴漢で誤認逮捕された長谷川の前に、ハツの恋人を名乗る男・破牙が現れる。彼はやり手の検事で、今回の痴漢事件の裁判で被害者の弁護をするという。破牙はその立場を利用して、あることを持ちかける。

ある惑星が、壊滅の危機に直面。突如出現した黒い球体に地上は占拠され、国家も軍も壊滅。生き残った人々は地下に逃げ延び、黒い球体に脅えながらの暮らしを強いられる。そんななか、カイとイワノフが地上に立つ。

家賃を滞納したため、銀時たちはスナック「お登勢」でただ働きをさせられる。キャサリンは店の一員として居座っており、万事屋一同をこき使い…。（「昔の武勇伝は三割増で話せ　盛り上ればいいんだよ盛り上れば」）

最新ゲーム機が間もなく発売される。マニアの聖地・秋葉原にゲーム機を目当てに多くの猛者たちが大集結する。中には万事屋一同もいた。彼らは仕事の依頼でゲーム機を5台も入手しなければならないのだった。

最新ゲーム機をゲットしようと秋葉原に集結した面々。結局、万事屋チームと真選組チームがゲーム対決で入手権を争うことになった。第1戦目の種目は、先にヒロインと恋に落ちた方が勝利となるギャルゲー対決だ。

漫画雑誌を読みふけっていた銀時が漫画「ギンタマン」を酷評したところ、すぐそばに同作品の担当である小西がいた。銀時の暴言に憤慨した彼は、担当編集者としての怒りと、仕事の愚痴を一気に爆発させる。

ぼろぼろになった愛刀を預けに鍛冶屋を訪ねた土方は、店長の忠告を無視して妖刀と呼ばれる刀を持ち帰った。その後、真選組屯所へ向かう道中、浪士の集団に絡まれ、早速新しい刀で試し斬りをしようとするが…。

テレビでオタク100人を集めた討論番組が放送された。各々の持論で白熱する中、寺門通の親衛隊隊長を務める新八と激しい議論を戦わせる男がいた。彼は、妖刀の呪いでオタクと化して真選組を追われた土方だった。

真選組の乗っ取りを目論む伊東により、隊士たちは完全に分裂。列車内で近藤は味方が沖田1人という状況に追い込まれた。そこに銀時たちが助太刀にやってくるが、土方はいまだに呪われたままだった。

銀時たちの呼び掛けで妖刀の呪いを打ち破った土方。近藤暗殺に邪魔が入ろうと、なおも牙を剥く伊東。彼らの最終決戦が幕を開ける一方、銀時は鬼兵隊の河上万斉と対峙し、激しく刀を交えていた。

今回の騒動を全て裏から操っていた人物が明らかになった。瀕死の重傷を負った伊東は、ただ踊らされていただけという事実を知り、ようやく自分を見つめ直す。一方、銀時と河上万斉の死闘も決着を迎えようとしていた。

FC大江戸のエースストライカー・甘羅尾の引退試合が行われようとしていた。しかし、スタジアムで売り子のアルバイトを始めた万事屋が、チームのメンバーに誤って危険なドリンクを飲ませてしまう。

魔死呂威組組長の下愚蔵から仕事の依頼を受けた万事屋の面々。依頼内容とは、5年間も倉に引きこもっている息子の鬱蔵を連れ出すことだった。銀時たち説得を試みるが鬱蔵には全く効果がなく、万策尽きてしまう。

下愚蔵の息子の引きこもりに隠されていた衝撃の事実を知った銀時は、中村に刃を向けたが、組員たちに襲撃され行方をくらませる。一方、下愚蔵も病に倒れ、ついに魔死呂威組の襲名披露が行われようとしていた。

攘夷浪士たちのアジトに潜入を試みる山崎。彼に与えられた任務は浪士たちの動向を探り、桂ごと幹部を一網打尽に捕らえることだった。山崎は持ち前の圧倒的な地味さを生かして見事に潜入を果たしたが…。

捕らえられた桂を乗せた船は、悪党が最後に流れ着く難攻不落の獄門島へと向かう。その頃、島の牢屋内では脱走するために15年間穴を掘り続けた末吉の脱出口がちょうど完成する。しかし、桂がやってきたことで…。

アパートの家賃を払うために、オカマバーを手伝うことになった銀時たち。すると、思いがけない事態となる。アゴ美から恋の悩みを打ち明けられたのだった。（「NH物は絶対彼女に見つかるな！」）

スナック「お登勢」で働くようになったからくり家政婦のたまは、店の手伝いや銀時たちの家賃回収にと大活躍。そんな彼女に3日間の休暇が与えられるが、働くことしか知らないたまは、休日の過ごし方が分からない。

真選組屯所の掃除当番で、1週間便所を掃除することになった沖田たち一番隊。組内でも綺麗好きで有名な隈無清蔵は隊士たちに便所掃除の大切さを呼び掛けるが、一番隊の面々はやる気を起こさない。

娘の栗子がアルバイトの同僚に言い寄られていることを知って激怒した松平は、娘から彼らを引き離そうと過激な作戦を実行に移そうとする。近藤や沖田も同調したため、過激さは増す一方となるのだが…。

監視員の仕事で浜辺にやってきた万事屋。神楽は亀の格好をした怪しい人物、亀梨を発見しボコボコにする。水着の女の子を盗撮したことがばれた亀梨は、盗撮を見逃してくれたら3人を竜宮城に招待すると持ち掛けた。

竜宮城に行く途中に海に投げ出され、無人島に漂着した銀時たち。一行は生き延びるために島を探索し、そこで亀梨と再会。この島こそが竜宮城だった。一方その頃、江戸の街に巨大な亀のロボットが出現する。

竜宮城に秘められた過去と、乙姫の恐ろしい計画を知った一行。その野望を阻止すべく、亀梨の提案で複数チームに分かれて乙姫の元を目指すことにするが、チーム分けの途中で計画がばれ、彼らは窮地に立たされる。

乙姫が企てた玉手箱Gによる全人類老化作戦も、ついに最終段階へ突入する。大江戸中を巻き込んだ彼女の野望の拡大を阻止するために奔走する銀時、桂、新八、神楽たち。やがて竜宮城は崩壊するが…。

沖田の提案で、真選組屯所の全面禁煙化が決定。土方は反対したが、隊士たちの意見に押されて承諾する。せめて街中で一服しようと外回りの最中に煙草に火をつけるが、どこもかしこも禁煙、禁煙、禁煙だった。

地球人差別の発信元になっているという天人専門の料理屋を、桂は無血で営業停止に追い込もうと画策する。一方、寿司屋で修行を重ね、ついに店を任された長谷川に招待された銀時らは、食べ放題と聞いて浮かれるが…。

新八の指が天人によってプラスドライバーに改造され、さらに神楽と銀時までもが改造されてしまう。一同は犯人の天人を追うが、手掛かりは「奴らは今人気のネットゲームにハマっているらしい」との情報だけだった。

ドライバーに改造された体を元に戻すため、ネットゲームをプレイする銀時たち。開始早々ゲーム内の秩序を乱し、強敵に襲われた3人は、あるハンターに大ピンチを救われた。そしてその人物の正体が明らかになる。

モンキーハンター内でゲーマー星人の手掛かりを失った銀時たちは、次の対策を考えるが、まともな意見が出てこない。そこで桂は「今の我々に必要なことは、ドライバーとして生きていく覚悟だ」とみんなを諭すが…。

お通の新曲リリースが決まった。待望していた新八たちファンは狂喜乱舞するが、発売を間近に控えて思わぬトラブルが発生。お通の音楽プロデューサーであるつんぽの事情で、発売が大幅に遅れるというのだ。

放送3年目の折り返し地点に到達。自分たちの活躍を振り返りながら気合いを入れ直そうと、おなじみの万事屋BGMオンリーで新八が今日の趣旨を説明。そして銀時と神楽は、「最終章」を「最終回」と勘違いしていた。

寺門通の親衛隊一同はコンサートの振り付けの特訓中だ。しかし、タカチンは隊員たちの士気が散漫になっていることに気付く。隊の幹部の1人が、ブログなどを通じて知り合った女の子とメール交換をし始めていたのだ。

海に漂っていた手紙を拾い、相手の女の子と文通することになった新八。どんな手紙を書こうか悩んだ末に、銀時の助言で沖田の写真を同封して返事を出す。その後、相手の子から無事に返事が届いた。

沖田の写真を使って文通をしていたことがうららの姉にばれた新八は、必死に謝るが、逆に姉からうららを口説くことを手伝いたいと言われる。沖田とうららに合流する銀時たちは、なんとか彼女の気を引こうとするが…。

食欲がない定春を心配し、動物病院に連れて行く神楽。定春は重病ではなかったものの、1日だけ病院に泊まることになった。同じ頃、入院中の老犬が息を引き取ろうとしており、その飼い主も危篤状態にあった。

死にかけている老犬・金太郎を飼い主の老人に一目会わせようと病院を抜け出した神楽と桂は、犬の星喰と猫の星吐による地球の存亡を懸けた争いに巻き込まれる。2人は金太郎を守りながら懸命に病院を目指すが…。

山奥の温泉宿で過ごすことになった銀時たち。そこは人の気配がしないボロ旅館だった。江戸に戻ろうにも帰りのバスはなく、この旅館に泊まることになる。その後、旅館の女将であるお岩が出迎えにきてくれるが…。

銀時たちが泊まったのは、この世に未練を残したために成仏できないスタンド・霊が集まる幽霊宿だった。新八、神楽、お妙がスタンドに取り付かれ、1人残された銀時は強制的に従業員見習いをさせられる。

銀時はレイと組んで旅館を潰そうと考えた。スタンドの信長、秀吉、光秀を利用して宿の評判の下落を目論むが、女将のお岩に邪魔される。彼女の操る最強のスタンドであるタゴサクのパワーは圧倒的だった。

タゴサクを自らの肉体に憑依させて閣下と化したお岩は、怒りと悲しみに満ちた怒涛の攻撃で銀時を追い込む。しかし間一髪、銀時もスタンドを憑依させ、自らも閣下化することに成功。全力でお岩に立ち向かった。

かつて銀時の適当なアドバイスによってジャンプで絶大な人気を獲得し、アニメ化までされた漫画「ギンタマン」。この大ヒット作の担当を小西から大藤が引き継いだが、今や人気は衰退する一方だった。

まるで駄目なオッサン・マダオこと長谷川は、別居中の妻・ハツとの電話中、会話の流れで彼女を家に招くことになってしまう。しかし長谷川の住み家は今や公園のダンボールハウス。彼は銀時に助けを請う。

自他共に認めるマゾ気質のさっちゃんと、下ネタが大好きながらも、男らしい近藤が、どういうわけか互いに互いの恋のキューピッド役をすることになった。（「告白に自信のある男なんて99％いない」）

新八と神楽が大掃除をしている最中、部屋に飾ってある額の裏から1枚の写真が見つかる。写っているのは、銀時と謎の美女のツーショットだ。そこへ、買い出しから帰ってきた銀時が意外な真実を口にする。

スリなどで生計を立てる少年・晴太は銀時から財布をするが、中身は空っぽだった上に自分の財布をすり返されてしまう。結局すりの現行犯として晴太は銀時に捕まり、パフェをおごらされる羽目になる。

地下遊郭都市、吉原桃源郷で最高の地位にいる遊女の日輪に会うため、すりを働いていた晴太。それは、生き別れた母親に会いたい一心での所業でもあった。銀時たちは晴太を日輪に会わせるべく、吉原桃源郷へと向かう。

神楽の兄・神威が吉原にやってきた。宇宙海賊・春雨の第七師団団長である彼は、元団長の「夜王」鳳仙と会談を始める。一方、神威とその部下による襲撃から逃れた銀時たちは、月詠のアジトに身を寄せていた。

鳳仙の元へ向かう途中、神威の部下・阿伏兎と遭遇した銀時らは、その戦闘力に圧倒される。激闘の最中、兄の神威への思いと自分が戦う理由を見据える神楽だが、新八のピンチを前に、彼女の様子が一変した。

夜兎の本能が目覚めて阿伏兎を退けた神楽は、自我を取り戻して鳳仙の元へ向かう。一方、神威は晴太を連れて日輪が監禁されている部屋に来た。ようやく愛しい母と会えた晴太は「母ちゃん、一緒に帰ろう」と叫ぶが…。

銀時は引き裂かれた母子の絆を繋ぐために決死で戦うが、「夜王」の圧倒的な力の前に崩れ去る。「母ちゃんと一緒に地上に帰れ」と銀時の残した言葉に従い、晴太は日輪を連れて吉原からの脱出を図るのだが…。

鳳仙を倒せる唯一の方法は、常夜に閉ざされた吉原桃源郷に太陽を取り戻すことだった。街を覆う鉄の天井を開けるため、晴太は管理室へと向かう。一方、銀時と月詠率いる百華一団は、鳳仙の攻撃に必死で耐えていた。

常夜の街、吉原桃源郷についに太陽が昇った。激闘の末、日輪への思いを吐き出しながら朽ち果てる鳳仙。そして戦いの一部始終を見ていた神威の前に、神楽と新八が駆け付けた。神楽は再会した兄に怒りをぶつけるが…。

鳳仙や神威といったかつてない強敵と対峙し、力不足を痛感した新八と神楽は修行に励んでいた。2人から「もっと強くなりたい」と打ち明けられる銀時だが、「修行なんて面倒くさい」と却下する。

何者かに拉致された土方と沖田は、目を覚ますと互いが鎖で繋がれていた。地愚蔵と名乗るその男は、真選組の屯所に爆弾を仕掛けたこと、鎖を解いて脱出するには、2人のうちどちらかが死ぬしかないことを告げる。

屯所爆破のタイムリミットが迫る中、土方と沖田は脱出の糸口を掴めずにいた。互いを結ぶ鎖を解く鍵は1つ。その鍵を使えば、もう片方は仕掛けられた爆弾によって吹き飛ぶという絶望的な状況にあった。

万事屋の3人がいつものようにくだらないことをだらだらとしゃべっていると、謎の眼帯の男が現れ、あることを命令する。男は強力な力を持っており、万事屋はその命令に従わざるを得ないのだった。

万事屋一行は、閑古鳥が鳴く「髪結床」の留守番をすることになった。向かいに新しくオープンしたカリスマ美容院の人だかりの中に、入店を拒否されている近藤の姿があった。彼はこちらの髪結床に向かって来て…。

松平が連れてきた若侍は将軍様だった。彼は庶民の暮らしを知ろうとして、ここでの散髪を望んでいた。ところが緊張のため、新八と神楽は嘔吐してしまう。すると将軍様の額に未消化のナルトが貼り付いてしまった。

昼間にダラダラしていたためなのか、眠れずに困り果てる神楽。銀時と布団を交換することなどを考えてみたりもするが、本人はおろか、彼女に付き合わされる銀時までも目がバッチリと冴えてきてしまった。

お妙と新八は九兵衛の誕生パーティーの招待を受けて、プレゼントの特注ケーキを手に柳生家の屋敷に向かう。ところが、会場に入ってみると、芸能界、政界、あらゆる分野の著名人がいて圧倒されてしまう。

負の人生スパイラルから抜け出そうとしたマダオこと長谷川。彼が銀時とやって来たのは、場外馬券売場だった。徹夜で対策を練ってきた長谷川と、何にも考えずに張る銀時。結果はどちらも惨敗だった。

屋台「ぐちり屋」のルールは、1人で来店して好きなだけグチる、知り合いに会っても知らないふりをする、話は他言しないことだ。この日の客は甘党で気だるそうな侍、次にマヨ侍、最後にゴリさんだったのだが…。

大盛況の寺門通ライブ。ところが親衛隊長・新八は怒りに打ち震えていた。親衛隊員がたったの4人しか集まっていなかったからだ。しかも隊員が無断で脱退していたという事実を知ってしまい、新八は激昂する。

寺門通公式ファンクラブの座をめぐる熾烈な戦いが始まった。妖刀により出現した土方のヘタレオタク人格・トッシーは、強固な意志でねじ伏せられたかに見えたが、消滅することなく彼の中に生き続けていたのだ。

お通ちゃん公式ファンクラブの座を目指す予選ロードレースがスタート。タカチンは重症、先頭を走っていたはずの神楽はルート間違いと、新八チームの勝利は遠のいていく。そこで銀時がタカチンを病院に担ぎ込み…。

全ての参加者を丸め込んで親衛隊チームを妨害し、予選レースを1位でゴールした通選組のトッシー。ところが知謀をめぐらせて蹴落としたはずの親衛隊チームがまさかの2位に入選。替え玉疑惑に突っ込む土方だが…。

寺門通公式ファンクラブ決定戦は続いていた。本戦2戦目は、お通を口説き落とせれば勝利だ。通選組は夜景の美しいバーを舞台にするが、ナレーションの沖田、アシスト役の近藤などが暴走し、ブチ壊しとなってしまう。

公式ファンクラブをめぐる戦いも最後の決着がつく時がきた。リングに上がった新八と土方が対戦するのは、お通チップスのおまけカードによるカードバトルだ。新八側はカードの存在すら知らず、売店に走る。

激闘の末、新八と土方はリングに倒れ込んだ。ライフポイントはともにゼロ。ところが2人は、立ち上がって再び戦い始める。命を削るかのような殴り合いに、お通は悲痛な叫び声を上げて制止しようとする。

銀時たちは、万事屋の偽者が人気を博しているといううわさを耳にした。調べてみると、万事屋の名を語り怪しい商売でボロ儲けしていることが発覚する。（「松茸のお吸い物ってアレ ホンモノよりうまいよね」）

冬のとある日。世間ではインフルエンザが大流行しており、お妙も寝込んでいた。久しぶりに2人っきりになれたこともあり、新八はかいがいしく看病する。そんな中、銀時、神楽が訪ねてきたのだが…。

早朝、土方はアパートのゴミ捨て場付近で張り込む。そこへ寝ぼけている銀時がごみを捨てにやって来た。しつこく絡む銀時を邪魔に思った土方は現行犯逮捕する。ところが、もみ合ううちに自分にも手錠が掛かり…。

早朝からよく働くたま。お登勢が休むように話をしている間も、たまは手を休めない。たまはみんなと一緒にいられるだけで幸せだと言うが、その姿は一昔前のゲームのようなカクカクしたポリゴンになっていて…。

たまが電脳ウイルスに感染していることが判明。そこで、銀時たちは「一寸法師計画」でウイルス駆除に向かう。たまの体内で倒れている白タイツの男から王への伝言を頼まれ、たどり着いた白血球国には…。

銀時たちはたまのメーンシステムに到着。獏大魔王の前に勢揃いした黒タイツたちを前に、どう戦うか策を練るが、意見が合わない。これでは埒が明かないと判断した神楽は黒タイツの群れに突入する。

たまの姿をしている獏大魔王に対して白血球王が手出しできない一方で、銀時は構うことなく攻撃を加えていく。すると、銀時の軽率な行動に対して腹を立てた白血球王は、彼と内輪もめを始めてしまう。

万事屋の建物の上を眺めてみると、どこかで見たことがあるような男2人の姿があった。男たちは何やらたくらんでいる様子で、さまざまな来訪者に身を潜めていたが…。（「真似ばかりしていると訴えられる」）

土方たちの元に、人斬り古兵衛と呼ばれる人物が護送されてきた。彼は過激攘夷派である暁党の幹部で、殺人鬼でもあるらしい。真選組の任務は、古兵衛から暁党が計画しているというテロの情報を聞き出すことだった。

エリザベスとは似ても似つかぬ物体が桂の横にいた。新八と神楽は、エリザベスが変わってしまったのではなく、まったく別物になっていることに気付いて…。（「大事なのは見た目ではなく中身」）

借金を返済するために、マグロ漁船に駆り出されることになった万事屋一行。すると、そこにはどこかで見たことのあるオッサンたちがいた。（「海に向かってバカヤローとか言う人ってまだいるのだろうか」）

右頬を腫らし、間抜けな面をした銀時。歯医者の待合室では、虫歯の治療を待ちながら、プレッシャーに耐えられなくなり「早く俺を殺してくれ」と叫んでしまう。看護師に注意されながら順番を待つ銀時だったが…。

世年目もいよいよ折り返し地点を迎える。だからと言って、特別なことはなく、万事屋の3人がいつものように低俗なことをダラダラとしゃべると思いきや、ここで重大な発表がなされることになった。

日輪から呼び出されて吉原にやってきた銀時たち。さまざまな犯罪が増加する中、とりわけ問題視されているのが、非合法薬物の売買だった。その取引一切を仕切っている男を捕まえてほしいというのが依頼なのだが…。

首に蜘蛛の刺青がある男の手掛かりを得ようと、銀時と月詠は紅蜘蛛党に潜入。だが敵に気付かれ、取り囲まれてしまう。何とか応戦する2人だったが、不意に現れた「蜘蛛の刺青」の男が銀時の背後に迫る。

かつての師匠・地雷亜の手に掛かり、月詠はとらわれの身となる。一方、かろうじて全蔵に助け出された銀時は、かつての地雷亜についての話を聞く。地雷亜の忠誠は自らが育て上げた月詠に向いているのだが…。

銀時は地雷亜に一撃を与え、月詠を拘束から解き放つことに成功。そこで銀時は、1人で背負い込もうとする月詠に、自分を捨てて綺麗に死ぬより、小汚くても自分らしく生きていくことの方が上等だとたしなめる。

吉原の町は復興してきたが、部屋でふさぎこんでいる月詠をリフレッシュさせてほしいと、日輪が銀時に頼んできた。ところが彼女は芝居を打っていただけで、実は外へ抜け出してパトロールを行っていた。

銀魂放送182回を記念して、キャラクター人気投票が発表された。前回と変わらず8位の新八は、喫茶店で落ち込んでいる。そこに9位の山崎が現れ、「地味キャラは踏み台ナンバー1になればいい」と語るのだった。

人気投票の結果に不満を抱くキャラたちが、上位キャラたちを襲い始めた。新八は下位キャラたちに囲まれて、何とか逃げようと屋根の上を走っていくが、足元が崩れて落下してしまう。ピンチに陥った新八だが…。

避難している新八たちに内部抗争が勃発。そんな中、銀時たち男性陣がお妙、九兵衛、月詠、さっちゃんによって襲撃される。また、お妙側が有利と見た神楽はあっという間に万事屋からお妙たちの陣営に寝返った。

マヨネーズの容器に入っているチケットを手に入れたらマヨネーズ工場に行ける、というCMを見た土方。早速周りを巻き込んで、大量のマヨネーズを消費するのだが…。（「故郷とおっぱいは遠くにありて思うもの」）

ケーキ屋で商品を物色する沖田。その後、店の外に出たところで、1人の少女に正面から刺されてしまう。彼女は沖田を父の敵と呼ぶのだが、凶行に及んだ理由は「六角事件」に関係しているようだ。

銀時たちは「六角事件」を改めて調べてみることに。そして事件の真相を聞いた銀時たちは、沖田たちを助けようと天堂の元へ向かった。その頃、沖田は霧江を利用した手口により、天堂蒼たちに捕らえられていた。

ある日の寺子屋。日記の発表で、最後に順番が回ってきたのは大五郎という子だった。夏休み初日、寝坊してラジオ体操に遅れた彼は、そこでマダオに出会い、マダオの観察日記をつけることにしたと言う。

来年から仕切り直せば良いと思って、後回しにしてしまうのが年末のお約束だ。大江戸新聞の記者が、老人に攘夷戦争を取材するのだが…。（「今年できる事は今年中にやっちゃった方が区切りがいいんだけど～」）

かぶき町のとある神社。銀時たちは、かぶき町のボス猫・ホウイチを捕まえることを町内会から依頼される。新八と神楽が網を持って飛び出すが、ホウイチは一瞬のうちに逃れ、悠々とその場を立ち去ろうとする。

猫になった銀時たちは、ホウイチに連れられてやってきた「スナックお登勢」の中で、出されたエサを貪るように食べていた。お登勢は、野良猫狩りの連中に捕まると、この町には二度と戻ってこられないと忠告する。

大量の野良猫が捕らえられている木天蓼星大使館。ある日、猫たちの檻を眺める溝鼠組の前に、木天蓼星の国王が姿を現した。ところが、それほどの大人物が江戸を訪問しているという情報は一切出てきておらず…。

万事屋の居間で食事をする銀時たち。神楽が食事当番になってからは卵掛けご飯が続いていた。銀時から文句を言われた神楽が新八の家で毒づいていると、お妙から一緒に料理教室へ行ってみないかと誘われる。

雪が降り続くかぶき町。真選組は、「浪士たちがターミナル武装占拠を決行せんと画策し、旅籠池酢屋に集結、談合を行っている」という情報を受け、現場に向かっていた。近藤は土方に背中を預けたと語るが…。

銀時が天気予報に反して降り出した雨に悪態をついていると、女性が傘を差し出してきた。その女性は、遠慮する銀時に傘を置いて立ち去ろうとする。実は彼女こそ、最近天気予報を外しまくっている結野アナだった。

結野アナは陰陽師一族の1人で、占いなどという甘っちょろいものではなく、陰陽師の力を利用して天気予報をしていたと主張。また陰陽師でありながらお天気お姉さんをやっている彼女が気に入らない者がいるらしく…。

結野アナのピンチを救おうとして、清明は道満から提案された式神タッグ呪法デスマッチを受ける。だが清明は会場に着くなり道満に捕らえられてしまった。そこに現れた銀時たちは、清明に加勢すると告げる。

清明は、江戸守護の任を解かれるリスクを負いながらも、式神の呪いを解き、それに使っていた力を自分に集結して道満に立ち向かっていく。清明の圧倒的な術を前にして、道満は防御姿勢を取るしかなかった。

巨大な鬼になってしまった道満。1000年前に結野衆と巳厘野衆が封じた闇天丸をその身に宿したというのだ。すると清明の声も届かなくなってしまった闇天丸の前に、オーラに包まれた木刀を持った銀時が立ちはだかる

クリスマスのプレゼントをもらうために準備をしていた神楽だが、一度もサンタが現れたことはないと嘆く。そんな彼女のために、一同はクリスマスパーティーを催す。だが、小さなケーキが用意された程度で…。

これまで一度もサンタが来たことがないと嘆く神楽の前に、続々とサンタ候補たちが現れた。彼らは自らのアイデンティティを賭け、われこそがサンタだと主張する。しかし、どれもこれもとぼけた内容で…。