銀魂’（2期）

新八は1年ぶりに万事屋に出社する。だが、そこには見慣れぬ謎の男とグラマラスな大人な女性がいた。それはまるで別人に変貌した銀時と神楽だった。己の知らぬ間にここでは2年の月日が経過したと知り新八は困惑する。

2年の月日が経過した世界を新八は受け止められずにいた。実はほかにも2年後に取り残されていた人物がいた。それは真選組の土方だ。新八と土方はボケの飽和状態にしてしまった自分たちへの罰だとうなだれた。

毎年、山のような年賀状を見ると嫌になってしまう銀時。愚痴を吐く銀時をよそ目に神楽と新八は仕分けを楽しんでいた。近況報告を兼ねたものもあるが、中にはロクでもないものもあった。（「年賀状は筆ペンでいけ」）

ある日、山崎は街で娘とぶつかり、落としたあんぱんを拾ってもらった。あんぱんが好きかと尋ねられる山崎。だが、その娘は山崎の張り込み対象の居酒屋女主人・楢崎幸だったのだ。（「食事はバランスを考えろ」）

キャサリンに恋人ができたようだが、銀時は全く信じない。しかし、恋する乙女の変貌を見せられ動揺を隠せない。相手はスナック「お登勢」の常連客・末次郎という実業家だ。キャサリンは彼と共に店を出すことにした。

万事屋にあるテレビが壊れたと思ったら中にさっちゃんが潜んでいた。銀時は定春にテレビごと捨ててくれと頼むが、その拍子にさっちゃんが大事にしている眼鏡が壊れてしまう。銀時は新しい眼鏡を買ってあげる。

全蔵と万事屋一行は、万全の護衛体制で滅殺仕置き人たちを迎え撃つ。だが敵の気配が迫る最悪の事態のなか、銀時らは買い出しに出かけてしまい、全蔵の計画は台無しになってしまった。神楽と定春のもとに危機が迫る。

劇場版の大ヒットを受け再開したテレビシリーズも、2カ月が経とうとしていた。しかし、油断してはいけない、「いつまでもあると思うな親とアニメ銀魂」。前シリーズの反省を決して忘れてはいけないのだ。

ならず者だけが集まるかぶき町。ここは四天王と呼ばれる四つの巨大勢力が、互いをけん制しつつも均衡を保っていた。その四天王のうちの1人が女帝のお登勢だ。彼女の側には、かぶき町最強の男がいるのだ。

溝鼠組の構成員に手を出し窮地に立たされた銀時らは、次郎長にかぶき町の天下を取らせるための策略に巻き込まれたのだと知る。また、黒駒勝男も属する次郎長一家は、この町を手に入れようと動き出していた。

次郎長をかぶき町に妄執させていたお登勢が消え、平子は満足する。四天王勢力の均衡が崩れたため、かぶき町では戦争が始まろうとしていた。一方、お登勢の安否を見守る万事屋らのもとへ西郷が現れる。

かぶき町が戦乱の渦に巻き込まれていく。ピラ子と西郷率いるヤクザ、オカマ軍団は圧倒的な戦力でスナック「お登勢」を潰しにかかるが、銀時ら4人が抵抗。善戦する彼らだったが、万事屋に火の手が上がってしまい…。

再度対峙する銀時と次郎長。抗争の裏で糸を引いていた華陀率いる辰羅族の兵を相手に獅子奮迅の戦いをするが、彼らの体力はすでに限界にきていた。そんななか、次郎長にはお登勢と辰五郎、3人で過ごした記憶が蘇る。

神威率いる第七師団が、春雨の宇宙要塞に召集される。彼らは高杉晋助ら鬼兵隊の処理を命じられたのだ。都合良く互いを利用しあう関係の彼らだが、春雨内部自体も、鬼兵隊も腹に一物あるような連中ばかりだった。

万事屋へ寺子屋の子供らが社会見学でやってくることになった。子供たちに万事屋の凄さを自慢したい神楽は銀時に格好いいところを見せてほしいとせがむ。だが、いざとなる万事屋の中はなぜか工房に変貌していた。

念願の職を手にした長谷川の今回の仕事は夏休みの大江戸プールでの監視員。子供たちに良い思い出を作らせること、と熱心な姿勢だったが、同じく監視員の銀時と共に双眼鏡片手に水着ギャルの物色を始めてしまう。

お登勢からカニをもらって豪華な食卓に万事屋の3人はテンションが上がる。だが、もらったカニは一杯だけ。ハサミを入れると10本になる足だが、3人で分けると1本余るのだ。それでも仲良く食べようとするが…

夜の公園で、ひとりの男がサラリーマンに殴られている。その男の名は岩松。殴られ屋だ。元プロボクサーの彼は人間サンドバックとして客に殴られるのが商売。かぶき町なら稼ぎが良いだろうとやってきたのだ。

銀時たちは屁怒絽一家と銭湯で鉢合わせしてしまった。一家は地球侵略をするに違いないと恐れられている存在で、風呂場から脱出したい彼らはちびっこ風呂に逃げ込んだ。しかし、荼吉尼族は熱いお湯が苦手だったのだ。

将軍の命令で、さるお方を預かることになった柳生家。教育係に指名された九兵衛は将軍家のお役に立てるならと張り切る。しかし、気がつくと頭の上に乗る子猿が一匹。こちらがさるお方だったのだ。

さるお方改めビチグソ丸と絆を深めていく九兵衛だったが、楽しい時間は長くは続かなかった。ビチグソ丸は将軍家の命によって柳生家を去ったが、九兵衛に会いたい一心で将軍家から逃げ出してしまう。

江戸の警察組織のトップは警察庁長官・松平片栗虎だ。破壊神といわれる松平を、桂率いる攘夷浪士たちも最大にして最強の敵と恐れていた。桂は家政婦・エヅラ子として松平のスキャンダルを掴むべく屋敷に潜入する。

銀時はリサイクルショップで壊れたVHSのビデオデッキの買い取りをせがむ。結果、幸運にも超今時のブルーレイと交換してもらった。しかし、中にはディスクが入っていて、その名は「呪いのブルーレイ」だった。

万事屋は、代金を踏み倒している客からツケを回収する依頼を受けた。一行は、刑務所の看守の制服で来るという、噂の客を捕まえようとする。だが、逆に銀時が捕まってしまう。制服姿の彼は本物の看守で…。

無実の罪で投獄されてしまった銀時は看守に目の敵にされる一方で、囚人たちのボスに成り上がっていた。刑務作業中に抜け出した銀時は舎弟の鯱を連れ、米裏の不正の証拠を見つけようと、看守長の部屋に向かう。

これまで数々の一方的なコラボを成し遂げてきた銀魂。今度のコラボ相手は「少年ジャンプ」で連載しているコメディ漫画「SKETDANCE」だ。学園で何でも屋3人が活躍するという、泣けて笑える基本1話完結の物語だ。

新八はお妙に真剣交際をしている恋人を紹介する。だが、彼女の正体は大流行恋愛ゲーム「愛チョリス」のキャラクター・百々さん。江戸では新八同様にゲームと現実を区別できない男子たちが急増していた。

恋愛シミュレーションゲーム「愛チョリス」にはまってしまった新八を目覚めさせようと、プレイヤーたちの祭典「俺の嫁天下一武闘会」に参戦することになった銀時。勝負はゲーム内のデートなのだが…。

神楽は銀時に携帯電話がほしいとねだられるが、財布のひもは堅く全く相手にしない。そんななか、定春の糞の中から携帯電話が3つも見つかる。早速、源外に修理してもらい万事屋メンバーでひとつずつ持つことに。

万事屋一行は馴染みの定食屋の親父の葬儀に参列。参列者の中には真撰組の姿もあった。超味覚音痴な銀時と土方は「江戸の宝が消えた」と落胆していた。そんななか、突然、死んだはずの親父が起き上がる。

「捜さないでください」と書かれたプラカードを残して、突如として姿を消してしまったエリザベス。桂は万事屋に捜索の依頼をするのだが、記憶をたどってみると最後にエリザベスに会ったのは1年以上も前だった。

桂と万事屋一行はエリザベスの元彼女・フミ子から彼が姿を消した真相を聞く。彼の正体は地球を侵略するためにやってきた蓮蓬だったのだ。フミ子は銀時らに蓮蓬から地球を、そしてエリザベスを守ってほしいと頼む。

万事屋、桂、坂本らはフミ子と共に蓮蓬に扮して、彼らの拠点要塞に潜入を試みる。闇将軍・米堕卿率いる軍の敷地内には対侍用機動兵器・頑侍が配備されている。雨で混乱する地球に頑侍で奇襲を仕掛けるつもりなのだ。

銀時と坂本は正体を明かし、双竜将軍たちを相手に乱戦を繰り広げる。一方、自らの義を貫き頑侍で出撃したエリザベスは米堕卿と死闘を展開。エリザベスは米堕卿の圧倒的な力の前に絶体絶命に陥る。

宇宙超商船隊鉄侍カイエーンを駆って、米堕卿を討つ銀時たち。蓮蓬の民とも手を取りあった地球人としての誇り、さらに侍としての意地を懸けて死力を尽くし、蓮蓬の母星と一体となった米堕卿に応戦する。

松平のはからいで、真選組一行は半ば強制的に慰安旅行として、スキー場へ向かう。羽を広げてこいと送り出されたはずなのだが、将軍の初スノーボードの護衛を担当することになった。必死に護衛にあたるが…。

将軍の初スノボの護衛をする羽目になった真選組は、たまたま旅行で来ていた万事屋と鉢合わせする。気がつけば全員、雪山で遭難しており、将軍は行方不明になっていた。土方らは将軍を捜しにいく。

万事屋の忘年会が開かれる。色々あった銀魂だが、銀時はこういう場でもクールに決めるものと神楽と新八に喝を入れる。そこへお馴染みのメンバーも続々と集まり賑やかな会になるはずだったのだが…。

忘年会で泥酔し、銀時は結果的に六股をかけることとなった。放送終了の危機も招きかねないこの事態を乗り切るために、全員と同時に付き合うことにする。全員と同日同時間にデートをすることが決まる。

かぶき町ナンバー1ホスト・狂死郎が経営するホストクラブ「高天原」に呼び出された万事屋一行は、そこで彼がホストを辞めると聞かされる。突然の廃業の裏には、マダム夜神と呼ばれる謎の貴婦人の存在があった。

マダムが来店する日を迎えた。狂死郎と銀時たちは急きょ街でスカウトしたメンバーで営業を始める。しかし、集まったのはかなり個性豊かな面々。さらに、かぶき町中からお客が集まりお店はめちゃくちゃになる。

ジャンプ編集部5年目の本田・J・ヴァンガードは、歴代の担当編集を廃人に追いやり、避難所という名の牢獄へと送る有害漫画「ギンタマン」の現・担当編集だ。避難所生活から逃れるには、その担当を外れるしかない。

幕臣の中でもエリートばかり輩出する佐々木家から、佐々木鉄之助を迎えることになった真選組。本来は警察のエリート集団「見廻組」に行くのが筋だが、ひどい問題児でたらい回しにされ真選組へ送られてきたのだ。

心機一転、意欲的に職務をこなしていく姿勢を見せる佐々木鉄之助。異三郎は鉄之助を目の敵にし、土方に早く始末した方が良いと助言する。ところが、土方は自分と同じ境遇の鉄之助を見捨てることなく世話を焼く。

土方から手紙を届ける命を受けた鉄之助だったが、道中で過激攘夷集団・知恵空党に囚われてしまった。彼らは鉄之助が警察の縁者だと知り、彼を人質にすることで、真選組と見廻組を一気に潰そうとたくらんでいた。

真選組は知恵空党に囚われた鉄之助を救いに向かうが、その前に見廻組が立ちはだかる。両者一歩も譲らぬ状況のなか、見廻組のスパイとして知恵空党に潜入中の銀時が活躍。どうにか鉄之助の身柄を確保する。

マダオといわれる長谷川泰三。ひょんなことからクイズ番組に出演することになった彼は賞金の1千万円をかけてクイズにチャレンジ。彼は、プレッシャーに耐えてマダオネアの栄冠を掴もうとするが…。

銀時は以前の陰陽師の一件から、テレビに映る結野アナは自分に対して笑顔を向けていると言い張る。この日もまた彼女を見て胸ときめかせていると、突如、式神の外道丸が現れる。約2年ぶりの登場だ。

お正月になれば、子供は大人からお年玉をもらえると聞いた神楽。早速銀時にせがむが、全く相手にしてもらえない。それでも引き下がらない神楽に対して、銀時は「お年玉を手にする覚悟があるのか」と問う。

コタツは寒い冬を乗り切るための必需品だ。もちろん万事屋にもコタツがあるのだが、調子が悪くなりリサイクルショップで新たに購入することが決まった。万事屋に出社した新八は新コタツの真価を目の当たりにする。

銀魂は5年目の放送も終わりにさしかかろうとしている。今回は、これまで迷惑をかけてきた関係者、そして視聴者の人々へ、とにかく謝り倒す。誠心誠意、謝ることができるのか、本当に反省しているのかが試される。

半年ぶりの出番とともに銀時は万事屋に戻ってきた。だが、彼を出迎えるのは、新八と神楽、そして見知らぬ金髪ストレートヘアーの男性・坂田金時だった。ほかの家に来てしまったと思い、銀時はその場を後にする。

誰も自分のことを覚えておらず一度は路頭に迷いながらも、たまと定春に救われた銀時。金時は、銀時の弱点を全て克服した源外の作ったプラモデルだと判明する。金時の目的は、人々の銀時の記憶を抹消して…。

たまは新八たちから銀時の記憶を早く呼び起こそうと単独で動く。するとたまの目の前に金時が現れた。たまが洗脳されないことを知る金時は、彼女を追い詰める。間一髪銀時に助けられたたまだが、けがを負ってしまう。

かぶき町中の住人たちを敵に回したかに思われた銀時だったが、彼の仲間たちは次々に銀時のことを思い出し、形勢が逆転したかに見えた。ところが、銀時は金時から恐るべき計画の全貌を聞かされて…。

花魁・鈴蘭は天女にも優るともいわれ、江戸を賑わせた。月詠の紹介により銀時は鈴蘭から依頼を受けることになった。彼女を迎えるべく銀時は入念に準備をするが、目の前に現れたのは噂とはほど遠い老婆だった。

銀時たちは神楽のおかげで城に潜り込んだ。厳重な警備の目をごまかそうと、缶蹴りをすることになるが、銀時の蹴り上げた缶が不運にも将軍の額に命中してしまう。また、銀時らの前に鈴蘭が探していた人物が現れる。

幕府要人暗殺の濡れ衣を着せられた銀時たちは、真選組の力添えにより、牢を脱出。そよ姫を人質に黒幕のいる本丸へと乗り込んでいく。とうとう銀時たちは国を統べる先代将軍・徳川定定のもとに参上した。

朧と死闘を繰り広げた際に、身体の自由を奪われた銀時。定定によって負傷した六転舞蔵を背負った新八たちも敵の攻撃により窮地に追い込まれる。しかし、間一髪のところで真選組、見廻り組が助太刀に入った。

朧、定定との闘いは一件落着し、定定は罪に問われることが決まった。冷たい牢の中、ある男が彼を訪ねて来る。一方、銀時らは傾城鈴蘭の約束を果たそうと彼女の真の想い人に対して、ひと芝居打つ。

お妙は父の墓前で道場復興を宣言。すると後ろから聞き覚えのある声がする。そこには恒道館のかつての塾頭・尾美一がいた。爆発事故以来、消息不明だった尾美の来訪に驚きながらも、新八とお妙は喜ぶ。

志村家の道場に戻ってきた尾美一は、毘夷夢星人の手により戦争をひき起こすために改造された半身機械人間だということが発覚する。それを知った銀時は、お妙や新八に代わって、尾美一と対決することになった。

新八は優しい尾美一にはもう会えないという事実を突き付けられた。彼は自身で決着をつけようと、銀時のもとへ向かう。天堂無心流の跡取りとして戦いに挑む新八は、恩人・尾美一を取り戻そうとするが…。

万事屋が深刻な食糧難に陥る。ついに定春のドッグフードも銀時に奪われてしまった。堪忍袋の緒が切れた定春は、家出を決意。ふてくされながら街を歩いていると、ゴミ捨て場で置き去りにされた子犬を見つける。