明治から大正にかけ、東京・本郷の洋食屋「開明軒」で、父・大五(原田泰造)、母・イク(財前直見)、祖母・トラ(吉行和子)、弟とともに生まれ育った卯野め以子(杏)は、食べることが何よりも好き。女学生となっため以子は、未来の夫となる帝大生・西門悠太郎(東出昌大)と出会う。やがて結婚を決意しため以子は、母を火事で亡くしたため安全な街をつくりたいという悠太郎の夢を実現するため、大阪の西門家に嫁ぐ・・・。
【脚本】:森下佳子 【音楽】:菅野よう子 【主題歌】:ゆず『雨のち晴レルヤ』
【出演】:杏、東出昌大、財前直見、原田泰造、キムラ緑子、高畑充希、和田正人、茂山逸平、菅田将暉、松浦雅、西畑大吾、前田亜季、山中崇、徳井優、木本武宏、ムロツヨシ、中村靖日、井之脇海、奥貫薫、加藤あい、宮崎美子、近藤正臣 ほか
【語り】:吉行和子
- 第1週「いちご一会」
- 昭和20年、夏。焼け跡の大阪で、子どもたちに食事を配る卯野め以子(杏)の明るい声が響いていた。さかのぼること34年、明治の東京。洋食屋の娘・め以子(豊嶋花)は、小学一年生。父・大五(原田泰造)、母・イク(財前直見)、祖母・トラ(吉行和子)は、並外れた食いしん坊っぷりに手を焼くが、め以子には父のオムレツと祖母のぬか漬けは最高の味だ。ある日、新鮮な卵のオムレツをと、め以子は学校の鶏小屋に忍び込む。 (第1話)