卯野め以子(杏)
東京の洋食屋の娘として生まれ、小さいときから食いしん坊で、食べることへの情熱は人一倍。大正ロマンを満喫していた女学生時代に、大阪生まれの大学生・西門悠太郎と出会い、「食べたい」という思いが「食べさせたい!」という思いに劇的に変化。押しかけ女房として大阪に嫁ぐことに。
東京の洋食屋の娘として生まれ、小さいときから食いしん坊で、食べることへの情熱は人一倍。大正ロマンを満喫していた女学生時代に、大阪生まれの大学生・西門悠太郎と出会い、「食べたい」という思いが「食べさせたい!」という思いに劇的に変化。押しかけ女房として大阪に嫁ぐことに。
卯野家の下宿生。大阪の旧家育ちで、大火で母を亡くしたことから「安全で住みよい街」を作りたいと志して東京の大学に進学。複雑な家庭に育ち、家族に期待を持てずに育った。
め以子の母。東京育ちで、明るく気風のいい性格。腕はいいがやや押しが弱い夫を支え、接客から経理まで、洋食屋の切り盛りを一手に引き受けている。
め以子の父。農家の五男坊に生まれ、東京のホテルのレストランの厨房で修業を重ねているときにイクと出会い、独立して店を構える。
め以子の祖母。洋食屋の切り盛りに手一杯な娘夫婦を手伝って、家事や子育てを担っている。
め以子の弟。尋常高等小学校を卒業後、見習いとして大五の元でコック修業を始める。
め以子の幼なじみ。子どもの頃、家庭の事情で大阪に引っ越した。今は市場で働いており、め以子に大阪の料理や食材のことを教えてくれる窓口となる。
め以子の担任。「食べさせたい」というめ以子の情熱に最初に気づき、彼女の「食」に対する姿勢に大きな影響を与える。
め以子の同級生。羽振りのよい実業家の娘で、教室の中でもひときわ華やかな女学生。
悠太郎の幼なじみ。悠太郎と同じ火事で家族を失った。医学を学ぶはつらつとした女性。
新進気鋭の建築家。悠太郎の将来に大きな影響を与えることになる。味にうるさい。
自称文士。「食」をテーマにした小説を書くという口実で開明軒に入りびたり、まかないを恵んでもらっている。
悠太郎の父。エリート技師だったが妻に先立たれてふっつり仕事を辞める。家業の商売を手伝ったものの行き詰まり、後妻の静と長女の和枝の対立も御しかねて、家に寄りつかない。
悠太郎の母。後妻として正蔵のもとに嫁いでくるが、出戻りの長女・和枝にそのポジションを奪われる。
悠太郎の長姉。婚家で厳しい姑につかえたが、子どもを幼くして亡くした後に離縁され、西門家に戻ってきた。
悠太郎の妹。複雑な家庭環境から引っ込み思案な性格だったが、め以子が西門家に嫁いでから少しずつ自分の意見が言えるように。
© NHK