第1週「あたらしい朝が来た」
昭和20年8月、東京・蒲田。ヒロイン・下村梅子(堀北真希)は16歳。医師で大学教授の父・建造(高橋克実)と母・芳子(南果歩)、そして姉・松子(ミムラ)と兄・竹夫(小出恵介)、祖母・正枝(倍賞美津子)の6人で、焼け跡のバラックで暮らしていた。勤労動員のため梅子は工場で働いているが、いつもドジばかり。そんな中、終戦の玉音放送が。しかし、梅子は喜んでよいのか悲しんでよいのか、よく分らずにいた。(第1回)
家族のために、友人のために、地域の人々のために、懸命に生きようとするヒロイン・梅子。
落ちこぼれの劣等生から、みんなに愛される町医者へと成長していく女性の、笑いあり、涙ありの物語。
昭和20年。医師である父親・下村建造(高橋克実)の元で末っ子として生まれた梅子(堀北真希)は、
優秀な姉兄と違って何をしても失敗ばかりの劣等生。そんなある日、梅子は、建造が一人の医師として、
戦災孤児の命を懸命に救おうとする姿を目の当たりにする。
初めて見る「命をあきらめない」父の姿に心を動かされ、医師という職業の素晴らしさを実感した梅子。
そこから一念発起し、梅子は医師を目指すことに。
終戦直後の東京・蒲田を舞台に、人々に希望を与えるヒロインの奮闘記が始まる。
書籍「大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた」の著者である 田幸和歌子さんが語る、
連続テレビ小説「梅ちゃん先生」から読み取れる“朝ドラらしさ”の4つの魅力とは?
緻密な脚本と出演者たちの演技力で、熱狂的な支持を得た『カーネーション』(2011年下期)。
暗い運命が次々に襲いかかる『純と愛』(2012年下期)。80年代カルチャーやコネタ満載で、
社会的ブームを巻き起こした『あまちゃん』(2013年上期)。
そんな「朝ドラらしくない」作品たちが注目される近年で、実は最も高い視聴率を獲得したのが、
『梅ちゃん先生』でした。特に目新しさがあるわけでもない作品が、なぜ?
そこには4つの理由がありました。
第1週「あたらしい朝が来た」
昭和20年8月、東京・蒲田。ヒロイン・下村梅子(堀北真希)は16歳。医師で大学教授の父・建造(高橋克実)と母・芳子(南果歩)、そして姉・松子(ミムラ)と兄・竹夫(小出恵介)、祖母・正枝(倍賞美津子)の6人で、焼け跡のバラックで暮らしていた。勤労動員のため梅子は工場で働いているが、いつもドジばかり。そんな中、終戦の玉音放送が。しかし、梅子は喜んでよいのか悲しんでよいのか、よく分らずにいた。(第1回)