おひさま
CS初放送
9月26日(月)よりベルト放送スタート毎週(月)~(金)11:00~12:00※毎日3回分進行
「ちゅらさん」の岡田惠和が脚本を手がけた、井上真央主演の連続テレビ小説。信州・安曇野、松本を舞台に、昭和という激動の時代の中で人々をおひさまのような明るい希望で照らす、陽子の半生を描いた作品。
各回のあらすじ
第1週 母のナミダ
都内に住む主婦・房子(斉藤由貴)は、安曇野で陽子(若尾文子)と出会う。りんとして美しい陽子に魅力を感じた房子。陽子は、房子に自身の半生を語り始める。昭和7年。10歳の陽子(八木優希)は誠実な父・良一(寺脇康文)、優しい母・紘子(原田知世)、聡明な長男・春樹(中川大志)、明るい次男・茂樹(渡邉甚平)と東京から安曇野へ来た。それは、病気で先が長くない紘子と最期の日々を過ごす、覚悟の引っ越しだった。(第1話)
第2週 乙女の祈り
そば畑で陽子(井上真央)に話しかけた女性は、松本でそば屋を営む丸山徳子(樋口可南子)と名のる。女学校には、親友が2人いた。3人のきずなが深まったきっかけは、「女のくせに」が口癖の英語教師(近藤芳正)に抗議するため、“英語の試験を白紙で出そう”とクラス全員で話し合っ時。「女のくせにと言われたらケンカしてよい」という母・紘子(原田知世)の言葉を思い出して陽子も覚悟を決めたが、まさかの展開が待っていた。(第7話)
第3週 初恋
日本軍が漢口を陥落させた昭和13年の秋、日本じゅうが勝利の喜びに満ちていた。女学校では勤労奉仕や慰問袋作りなどが行われ、陽子(井上真央)たちは充実した日々を過ごしていた。松本に遊びに来るように春樹(田中圭)から誘いの便りが届く。追伸に「川原(金子ノブアキ)も、また陽子に会いたいと言っています」とあり、それを読んだ陽子は一人舞い上がってしまうが、その様子を良一(寺脇康文)にしっかりと見られてしまう。(第13話)
第4週 母の秘密
陽子(井上真央)と茂樹(永山絢斗)の孫2人を前にしても、富士子(渡辺美佐子)は「似てないわね」と愛想なく、墓参りもせずに「明日帰京する」と言い旅館へ戻る。良一(寺脇康文)は、陽子と茂樹に、母の昔の話を聞きたければ自分に遠慮せず富士子を訪ねたらよいと言う。「自分の知ってるお母さんだけでよい」と答える2人。しかし陽子は、母のことをもっと知りたい気持ちでいっぱいだった。翌日、富士子が陽子の前に現れ…。(第19話)
第5週 失恋
陽子(井上真央)は、奉公に出たユキ(橋本真実)と再会する。ユキは社長の計らいで、社員として神戸に行くという。陽子が写して送り続けた教科書で勉強したユキは「知らないうちに陽子ちゃんは先生になっていたんだよ」と陽子を励ます。その晩、陽子は良一(寺脇康文)に卒業後は教師を目指し師範学校に入りたいと話す。良一に賛成され進路を決め、すっかり先生になったつもりでいた陽子だったが、意外な落とし穴が待っていて…。(第25話)
第6週 旅立ちの季節
陽子(井上真央)が緊張して受験会場へ向かうと春樹(田中圭)が待っていた。「“皆いっしょに頑張る仲間”だと思え」と助言され、リラックスできた陽子。帰ると育子(満島ひかり)の告白が待っていた。陽子に頑張ってほしくて、大学受験の失敗を隠していたのだ。合格したら自分に遠慮なく喜んでほしいという育子。数日後、教室に陽子の合格通知が届き、育子も真知子(マイコ)も、うれし泣く。クラス全員で万歳の大合唱となった。(第31話)
第7週 教室の太陽
太平洋戦争が始まった昭和16年。小学校は国民学校になり、子どもを国の戦力として鍛える場所に変わった。将来の戦力を作るのが仕事と信じて疑わない教師たちに、赴任したばかりの陽子(井上真央)は困惑するが、再会した恩師・高橋夏子(伊藤歩)に激励される。子どもたちはいつの世も、先生との新しい出会いに胸ふくらませて待っているはずだ!期待に応えようと深呼吸し、笑顔で教室に飛び込んで行った陽子が受けた洗礼とは…。(第37話)
第8週 それぞれの朝
真珠湾での大勝に日本じゅうが沸き、陽子(井上真央)たちも涙を流して喜んだ。しかし昭和18年には、子どもも国の戦力として「産めよ増やせよ」がさけばれ、女性の婚姻が奨励される世の中になっていた。陽子も梅田校長(綾田俊樹)から、危うくお見合いを勧められそうになる始末。夕食時、陽子と良一(寺脇康文)をタケオ(柄本時生)、ハル(角替和枝)、次郎(村松利史)が訪ねて来た。実はタケオのもとに召集令状が届き…。(第43話)
第9週 お見合いと泣き上戸
陽子(井上真央)の家に、突然、徳子(樋口可南子)が訪ねてきて、陽子を自分の一人息子の嫁にもらえないかと切り出し「初めて、そば畑で会った時から、いっしょに生きていけたら楽しいだろうと思っていた。先生はぜひ続けてほしい」と熱く語る。まさに“電光石火の奇襲攻撃”に、混乱する陽子と良一(寺脇康文)。しかし、ずっとステキな人だと思っていた徳子から、そのように思われていたと知り、素直にうれしく思う陽子は…。(第49話)
第10週 今日だけの花嫁
陽子(井上真央)と和成(高良健吾)は、二人を結びつけたそば畑で、婚礼前の一度きりのデートを楽しむ。陽子は生徒たちに結婚のことを言いそびれていたが、突然、自宅に生徒たちが訪ねてくる。陽子が結婚したら、学校を辞めて松本に行ってしまうと勘違いし、生徒たちは必死で悲しみをこらえながら寄せ書きを作って精一杯、祝福してくれた。陽子と良一(寺脇康文)は驚きながらも、子どもたちの優しさにふれ、自分たちも涙を流す。(第55話)
第11週 戦火の恋文
陽子(井上真央)が丸山家に嫁ぎ4か月がたった昭和18年の大みそか。良一(寺脇康文)は名古屋の飛行機工場へ行き、安曇野の実家は誰もいなくなる。丸庵はうどんしか出せないが、年越しで徳子(樋口可南子)と道夫(串田和美)は大忙し。元旦に和成(高良健吾)から「太陽を見ていると、わたしは幸せな気持ちになれます」という恋文のようなハガキが届く。文面からは南方に向かうことがうかがえた。夫が戦場にいる怖さを感じる。(第61話)
第12週 消息
物資が困窮し、丸庵はついに閉店。道夫(串田和美)は工場勤め。商売人が店を開けられないほど、つらいことはない。陽子(井上真央)は学校で杏子(大出菜々子)に笑顔が戻ったのがうれしかった。夏子(伊藤歩)が幸せそうに手紙を読んでいるのを見て、送り主を問うと「戦争が終わったら結婚しよう」と約束した相手。彼は郷里・広島で教師をしているという。恋の話に花を咲かせていると、誰もいないはずの廊下から足音が聞こえ…。(第67話)
第13週 帰郷
名古屋の工場が松本へ疎開し、良一(寺脇康文)も安曇野へ戻る。陽子(井上真央)・良一・徳子(樋口可南子)・道夫(串田和美)で食卓を囲み、久々の再会を喜ぶ。“安曇野の実家も春樹(田中圭)が帰郷して開業すれば須藤医院に生まれ変わる”そんな未来に夢を膨らませる良一と陽子に、真知子(マイコ)が配達したのは春樹の訃報。乗っていた潜水艦が撃沈されたと茂樹(永山絢斗)知らせてきた。春樹の本の包みを開けた陽子は…。(第73話)