おひさま
CS初放送
9月26日(月)よりベルト放送スタート毎週(月)~(金)11:00~12:00※毎日3回分進行
「ちゅらさん」の岡田惠和が脚本を手がけた、井上真央主演の連続テレビ小説。信州・安曇野、松本を舞台に、昭和という激動の時代の中で人々をおひさまのような明るい希望で照らす、陽子の半生を描いた作品。
各回のあらすじ0
第14週 幸せの準備
和成(高良健吾)が帰ってきたら、どんな言葉をかけようか、ずっと考えていた陽子(井上真央)だったが、突然の帰還に腰を抜かしてしまい、徳子(樋口可南子)も道夫(串田和美)も大笑い。陽子は和成と一緒にいられる喜びをかみしめる。丸山家にとって、やっと戦争が終わったのだ。和成も幸せそうだ。しかし深夜、目を覚ました陽子が見たものは、激しくうなされている和成の背中だった。陽子は、思わずその背中を抱きしめる。(第79話)
第15週 母になる日
須藤医院という病院を探す親子。かつて自宅で開業する夢を話していた春樹(田中圭)と良一(寺脇康文)が、名古屋の食堂で遭遇した親子だ。急病の娘を救ってもらった礼を言いに来た母は、春樹の戦死に言葉を失う。陽子(井上真央)の母と同じ紘子という名の娘は「将来は、須藤先生のようなお医者さまを助ける看護婦になる」と言う。その頃、リヤカーに山盛りの野菜をのせたタケオ(柄本時生)が、丸庵にやってきて…。(第85話)
第16週 女たちの時間
夫を亡くし、安曇野を訪ねて来た富士子(渡辺美佐子)の寂しさを察した陽子(井上真央)は、「子どもが産まれるまで、丸庵に滞在してほしい」と言う。徳子(樋口可南子)も賛成するが、気位が高い富士子が、素直にその好意を受けるとは思えない。和成(高良健吾)の発案で「運転手の神蔵(中原丈雄)が腹痛を起こし、やむなく滞在する」という筋書きで、ひと芝居打つことに。神蔵は一世一代の大芝居に励むが…。(第91話)
第17週 夫婦になる
ふいに陣痛が始まった陽子(井上真央)は、和成(高良健吾)に付き添われて助産院へ。独り祈るばかりの和成のもとに、徳子(樋口可南子)、道夫(串田和美)、富士子(渡辺美佐子)も駆けつけ、無事に女の子が生まれる。実家の須藤家では、育子(満島ひかり)が良一(寺脇康文)と茂樹(永山絢斗)にライスカレーをふるまっていたが、出産の電報に大喜び。女の子は日向(ひなた)の子と書いて、日向子(ひなこ)と名付けられた。(第97話)
第18週 太陽の決心
萩原校長(矢島健一)が、丸庵に陽子(井上真央)を訪ねてくるが、村上堂に日向子を迎えに寄った陽子の帰りは思ったよりも遅い。徳子(樋口可南子)や和成(高良健吾)が、萩原をもてなしていると、松本駅が火事になり、あたりは騒然とする。陽子と日向子が無事に帰ってきて安どするのも、つかの間。帰れずに困っている大勢の人たちに炊き出しをする和成たち。陽子が苦手に感じていた萩原も、手伝いを申し出る。(第103話)
第19週 再出発と嫁姑
卒業式の後、生徒に最後の言葉をかける陽子(井上真央)。「学校で会うのは今日が最後だけど、私は、ずっとあなたたちの先生でいるつもりです」と、正直な気持ちを伝えた。そう思えたから、陽子は教師を辞める決心がついたのだ。「仰げば尊し」を歌い、泣いてしまう生徒たち。そして校長から、すべてを聞いた夏子(伊藤歩)は「日本一の女性教師になる」と陽子に宣言し、「死ぬまであなたの先生よ」と陽子の“卒業”を祝福する。(第109話)
第20週 女たちに乾杯
ケイコ(石橋杏奈)に連れられハナ(土屋太鳳)も夜の教室に来た。ハナは交通事故で足に後遺症を負っていたが工場勤めに励んでいた。陽子(井上真央)は2人に自分の本棚から自由に選んで読書するよう勧める。役場の助役(つまみ枝豆)が進駐軍にそばをふるまってほしいと丸庵に依頼。かつて命をかけて戦った相手に対する和成(高良健吾)の気持ちを家族はおもんぱかるが、「グッドテイストと言わせたら勝ちだ」と和成は受ける。(第115話)
第21週 ひなたの夢
昭和25年。丸庵は、こんにゃくの混じらない本物のそばを出せるようになった。陽子(井上真央)も和成(高良健吾)も勤めを辞めて、家族一緒に働いていた。3歳になった日向子(井上琳水)も「おいでなさんし」と挨拶できるようになり、お客にも、かわいがられていた。陽子の後任として、ケイコ(石橋杏奈)が事務を立派にこなし、良子(紺野まひる)の下で経理として実力をつけていた。そして、ついに丸庵に電話が付き…。(第121話)
第22週 ふたたびの場所
「タエを不幸にした」と自分を責める川原(金子ノブアキ)に、「タエは幸せだったはず」と言う陽子(井上真央)。しかし、日本中が戦争を忘れて幸せになろうとも、川原は一生自分を責め続けて死んでいく覚悟だ。そんな様子を悲しむ陽子に、和成(高良健吾)は「しかたない。どう受け止めて生きるかに、正しいとか、こうするべきなんてない」と慰め、練習した「月の沙漠」をハーモニカで、たどたどしく吹くのだった。(第127話)
第23週 幸せの匂い
丸庵が焼け、須藤家に身を寄せた丸山家。焼け残ったものを慈しみながら、傷心を癒やす日々。安子(吉村実子)は息子の家に、節子(白川由美)は浜松の娘夫婦に世話になることを決め、離れ離れに。和成(高良健吾)は、真剣なまなざしで器を修繕している時が、最も楽しそうだと思う陽子(井上真央)。そして東京にいた育子(満島ひかり)が、陽子を心配して訪ねてくる。(第133話)
第24週 送り出す愛
赤い屋根の家は、すっかり店らしくなった。「百白花(ひゃくびゃっか)」という名前の看板を付ける陽子(井上真央)。名付け親は祖母・富士子(渡辺美佐子)だ。そして家族みんなに教えられて、陽子のそば打ち修業が始まった。開店日、百白花は、家族や親戚、友達、教え子でにぎわう。その頃、育子(満島ひかり)は東京の留置場の中だった。街頭録音の現場で熱弁をふるう女性を、やじ馬から守ろうとしたはずみだったのだが…。(第139話)
第25週 母の笑顔
和成(高良健吾)が滞在する多治見に単身乗り込む決心を、徳子(樋口可南子)と道夫(串田和美)に宣言した陽子(井上真央)。和成の着替えを用意し、服を繕いながら、現実を見ることに不安を感じる陽子だったが、徳子の「我慢しないで怒れ」という言葉に勇気づけられる。陽子の到着に驚く和成だったが、自分の説明が足りなかったと反省する。和成は自分で器を作って百白花で使うという夢を見つけ、つい夢中になってしまったのだ。(第145話)
第26週 すべての母より
亡き妻・紘子(原田知世)の面影を求めて独り映画館で毎夜同じ映画を観ていた良一(寺脇康文)の寂しさを思うと、陽子(井上真央)はたまらなくなった。依然として容態は危険なまま、本人の生きる力次第だと言われ、一緒にいて何も気づいてやれなかった茂樹(永山絢斗)も自責の念に駆られる。しかし夜が明ける頃、先に目を覚ましたのは良一で、いつのまにか眠ってしまっていた陽子・茂樹・和成(高良健吾)は、良一に起こされる。(第151話)