あらすじ
第 16 週「 おらのママに歴史あり 2 」
第91話
北三陸に帰省中のアキ(能年玲奈)は、ユイ(橋本愛)に呼び出される。かつて、地元アイドルとしてステージに立った思い出の海女カフェで、二人は本音をぶつけ合う。ユイはアイドルを目指し、上京を夢見ていたが、父・功(平泉成)の病と母・よしえ(八木亜希子)の失踪により北三陸に留まらざるを得なくなり、すっかり投げやりになっていた。アキに冷たい言葉をぶつけるユイ。アキはこれまで秘めてきた思いを伝えるが…。
第92話
沖縄に帰省する喜屋武(蔵下穂波)を見送るアキ(能年玲奈)。前日の口論でユイ(橋本愛)を傷つけたのではないかと落ち込んでいた。春子(小泉今日子)は、アキに自分が太巻(古田新太)と知り合いだったころの話をする。アキは、自分にアイドルとしての芽が出ないのは、太巻と春子の間に何か秘密があるのではと疑っていたが…。そして町の人々の注目の中、アキが初めて出演したテレビドラマの放送日がやってきた。
第93話
アキ(能年玲奈)は、出演したドラマで、唯一のセリフがカットされてしまった。正月が過ぎても東京に戻る気配はなく、海女カフェで働きはじめ、大吉(杉本哲太)らは喜ぶ。さらにヒロシ(小池徹平)からユイ(橋本愛)の事情を聞き、自分だけが上京したことを後悔し、いっそう自信をなくしてしまう。東京の水口(松田龍平)から何度も電話が来るが、一切出ようとしない。とうとう水口が、東京からやってきて?!
第94話
目標を見失って悩む、帰省中のアキ(能年玲奈)。水口(松田龍平)は東京へ戻るように説得するが、アキは作業小屋にこもったまま出てこない。そこにユイ(橋本愛)が来て、アキに八つ当たりしたことをわび、応援する気持ちを伝える。アキは、ユイの励ましを得て、もう一度、東京で頑張る決心をする。町の人に見送られ、北三陸を去るアキに、春子(小泉今日子)が手紙を渡す。そこには、母の驚くべき秘密が書かれていて…。
第95話
春子(小泉今日子)からアキ(能年玲奈)に手渡された手紙には、衝撃の事実が書かれていた。1985年の秋、甲斐(松尾スズキ)の喫茶店でウエートレスをしながらアイドルを夢見ていた春子(有村架純)と、駆け出しのスカウトマンだった太巻(古田新太)、そしてデビューを目前に控えていた鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)との間に、いったい何が起きたのか? 春子が長年にわたって封印してきた秘密が、今、明らかになる。
第96話
アキ(能年玲奈)は、1985年秋に春子(有村架純)、太巻(古田新太)、鈴鹿ひろみ(薬師丸ひろ子)の3人が抱えることになった大きな秘密を知り、衝撃を受ける。その秘密をめぐり、春子はアイドルになる道をあきらめ、ついに東京を去ったのだった。アキは、追い込まれていた当時の春子の気持ちが今の自分に重なり、不安になる。
第 17 週「 おら、悲しみがとまらねぇ 」
第97話
アイドルを目指していた春子(有村架純)は、太巻(古田新太)と共に抱えた秘密のため、デビューできないまま3年がたった。ついに東京を去るとき、上野駅に向かうために乗ったタクシーの運転手こそ、若き日の黒川正宗(森岡龍)だった…。正宗は、前にも春子と太巻を乗せたことがあり、その秘密も知っていたのだ。そんな両親のなれ初めを正宗(尾美としのり)から聞いたアキ(能年玲奈)は、新たな夢を抱く。
第98話
アキ(能年玲奈)は、鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)に、春子(小泉今日子)が歌手になりたかったことを話す。すると、鈴鹿から、アキは春子の夢を託されているのではと指摘され、プレッシャーを感じる。種市(福士蒼汰)は、立ち直ったものの以前とは風貌の全く違うユイ(橋本愛)の写真を見てショックを受けていた。アキの所属するGMTの人気はいまだ伸び悩んでいたが、そんなとき、水口(松田龍平)から重大発表が…。
第99話
アキ(能年玲奈)は、太巻(古田新太)がGMTのデビュー曲を作っているのを知って驚く。しかしそれは、ファン投票でアメ女からGMTに降格した有馬めぐ(足立梨花)の知名度を使い、商売をしようという太巻の戦略だった。理由はどうあれ、やっとつかんだチャンスに、アキたちは必死にレッスンに励む。そんなころ、鈴鹿(薬師丸ひろ子)の話から、若き日の春子(有村架純)の歌手デビューにまつわることが…!?
第100話
岩手物産展に出展する安部(片桐はいり)と、助っ人で北三陸から来たヒロシ(小池徹平)を手伝いながら、アイドルとしての売り込み活動をするアキ(能年玲奈)たち。アキは、ヒロシに、よしえ(八木亜希子)が見知らぬ男性といるところを目撃したことを打ち明ける。アキたちGMTのデビュー曲は完成しつつあったが、メンバーの有馬めぐ(足立梨花)のスキャンダルで、突然デビューの中止が宣告される。
第101話
アキ(能年玲奈)は、太巻(古田新太)に、GMTがデビューできないのは自分が天野春子(小泉今日子)の娘であるせいなのかと詰め寄る。太巻は、春子と鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の秘密を、アキと水口(松田龍平)に打ち明ける。そして、太巻はアキを解雇する。理由がわからず、とまどうGMTのほかのメンバーたち。居場所を失い、落ち込むアキは春子に電話をする…。
第102話
事務所を解雇されたアキ(能年玲奈)は、北三陸にいる春子(小泉今日子)に「もう帰りたい」と電話をする。しかし、春子は大反対。若いころの春子(有村架純)が、夢破れて帰郷しようと夏(宮本信子)に電話をしたときの記憶がよみがえったのだ。自分を突き放した夏と、今の自分を重ね合わせた春子は、アキを応援するため、上京することを思い立つ。そして、春子が向かった先は…。
第 18 週「 おら、地元に帰ろう!? 」
第103話
事務所を解雇されたアキ(能年玲奈)を助けようと、北三陸からやってきた春子(小泉今日子)は、すし屋へ。鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)と春子との対面は空気が張りつめ、秘密を知るアキや水口(松田龍平)はヒヤヒヤ。春子は、夢をあきらめた自分とアキは違うこと、地元でいかにアキが愛されているかを語り、鈴鹿にアキのアイドルとしての資質を問う。その問いに鈴鹿は…。
第104話
鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)と春子(小泉今日子)が、すし屋で対面しているところに、太巻(古田新太)がやってくる。鈴鹿が、アキ(能年玲奈)の解雇の理由を聞くため、呼び出したのだ。本当の理由を話さない太巻に、鈴鹿は「アキを辞めさせるなら自分も女優を引退する」と宣言する。太巻は、アキの解雇を撤回。春子は、正宗(尾美としのり)がいる自宅に戻る。アキはGMTに復帰し、再びレッスンをスタートさせた。
第105話
しばらく東京で暮らすことにした春子(小泉今日子)は、アキ(能年玲奈)が復帰したGMTのレッスンに立ち会ったり、ステージ衣装に意見したり、熱心にメンバーをサポートする。太巻(古田新太)は、そんな春子の振る舞いが気に入らない。大吉(杉本哲太)が北三陸から連れ戻しにやってくるが、春子は「やり残したことを果たすまでは帰らない」と断る。そんな春子の応援を、アキは少しプレッシャーに感じる。
第106話
アキ(能年玲奈)たちGMTのメンバーは、太巻(古田新太)から「一万枚売れなかったら解散」と告げられ、デビュー曲のレコーディングに臨む。なぜかレコーディングに立ち会った春子(小泉今日子)に何度もダメ出しをされ、悪戦苦闘。なんとか収録を終えたアキが、夏(宮本信子)に電話をすると、なんとユイ(橋本愛)が海女になるという。そして、デビュー曲の録音を聞いた太巻は、その出来を完全に否定する。
第107話
春子(小泉今日子)の立会いのもと、アキ(能年玲奈)たちGMTがレコーディングしたデビュー曲。しかし、仕上がりが気に入らない太巻(古田新太)は、勝手にアレンジして全く違う印象の曲に作り変えてしまう。春子は、怒り心頭で太巻のもとにどなり込むが、二人の対立が原因で、アキと水口(松田龍平)の運命も大きく変わってしまう…。
第108話
アキ(能年玲奈)は事務所を解雇され、GMTはアキを除いたメンバーでデビューすることに決まる。アキは合宿所を出て自宅に戻ったものの、することもなく、春子(小泉今日子)がかつて働いていた喫茶店でアルバイトを始める。水口(松田龍平)も、アキをかばって太巻(古田新太)に反抗的な態度をとったため、会社に居づらくなり、喫茶店に入り浸っている。そこで、春子が「自分たちで芸能事務所をつくろう」と言いだして?!
第 19 週「 おらのハート、再点火 」
第109話
アキ(能年玲奈)を売り出すため、春子(小泉今日子)は、芸能事務所「スリーJプロダクション」を設立する。自宅をオフィスにし、春子が社長、アキが所属タレント、正宗(尾美としのり)が運転手でのスタート。さらに、水口(松田龍平)がアキのマネージャーに志願してくる。一方、アキが抜けたあとのGMTは新たなメンバーを迎え、デビューCDの売り出しに猛攻をかけていて…。
第110話
マネージャーの水口(松田龍平)の必死な売り込みにもかかわらず、アキ(能年玲奈)の仕事は全くとれない。一方、北三陸では海女になったユイ(橋本愛)の人気が再燃し、新たなファンを集めていた。また、アキが抜けた後のGMTは、太巻(古田新太)が自らプロデュースしたことで人気沸騰。そのファンイベントで、アキは、かつての仲間が輝いている姿を間近に見て、ひどく落ち込む。そんなアキに種市(福士蒼汰)が…。
第111話
仕事がなく落ち込むアキ(能年玲奈)は、活躍するGMTの仲間たちと顔を合わせることができない。そんな時、種市(福士蒼汰)から温かい言葉で励まされ、アキは胸の奥にしまっていた恋心を再び燃え上がらせる。一方、GMTを辞めさせたことをアキから責められた春子(小泉今日子)は、押入れから古い名刺入れを捜し出してきて…。
第112話
アキ(能年玲奈)はGMTを辞めたことへの後悔から、春子(小泉今日子)とぶつかるが、水口(松田龍平)のとりなしで、前向きに仕事に挑戦することに。一方、北三陸にいるユイ(橋本愛)は夏休みに夏(宮本信子)とともに東京に遊びに行く計画を練っていた。アキは幼児番組のアシスタントとして人気が出始め、CMの出演依頼が来る。しかし、契約は恋愛禁止が条件。ないしょで種市(福士蒼汰)とつきあい始めていたアキは…。
第113話
アキ(能年玲奈)は徐々に人気が出て、さまざまな仕事をこなすようになる。一方、太巻(古田新太)が売り込むGMTも、いまやトップアイドルグループとして、その人気を誇っていた。アキは、久しぶりに鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)に会う。アイドルとして恋愛を禁止されているものの、思いを確かめ合った種市(福士蒼汰)とのことが気になるアキは、鈴鹿にその悩みを相談する。鈴鹿は、自身の経験から“仕事と恋愛”について語る
第114話
春子(小泉今日子)に呼び出され、喫茶店に駆けつけたアキ(能年玲奈)は、ずっと行方不明になっていたユイ(橋本愛)の母・よしえ(八木亜希子)と出会う。よしえは、黙って家を飛び出した理由を話し、春子に「再び家族と会いたい」と打ち明ける。そのころ、北三陸では、上京する予定のユイと夏(宮本信子)の送別会で盛り上がっていた。アキはユイに電話し、よしえが見つかったことを告げるが…。
第 20 週「 おらのばっぱ、恋の珍道中 」
第115話
アキ(能年玲奈)は、夏(宮本信子)とユイ(橋本愛)の上京を楽しみにしていた。だが、ユイは東京で見つかった母のよしえ(八木亜希子)を許せず、上京を取り止める。理由の分からない北三陸の人々はいぶかしがるが、結局、夏はユイの代わりに大吉(杉本哲太)と東京にやってくる。安部(片桐はいり)らは、夏を東京観光させようと計画を立てるが、実は夏が東京にやってきたのには、ある理由があり…。
第116話
生まれて初めて北三陸を離れ、東京にやってきた夏(宮本信子)は、アキ(能年玲奈)に上京してきた本当の理由を話す。それは、ある男性に会いたいという願いだった。夏は、46年前、北三陸でその男性と出会い、その思い出が忘れられずにいたのだ。鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の紹介で、なんとか出会うチャンスをつかむ。憧れの人との再会を目前にした夏は…。
第117話
夏(宮本信子)が感激の対面を果たしていたころ、大吉(杉本哲太)は、正宗(尾美としのり)にタクシーで東京を案内してもらっていた。二人の間には、春子(小泉今日子)をめぐる見えない戦いが! 夏と大吉が東京を去る日、よしえ(八木亜希子)がやってくる。春子と話し合ったよしえは、北三陸に帰ることにしたのだ。よしえを迎えるユイ(橋本愛)は…。
第118話
ユイ(橋本愛)は、北三陸に帰ってきた母・よしえ(八木亜希子)を許せず、スナックを飛び出す。東京でユイを心配するアキ(能年玲奈)だったが…。残されたよしえは、功(平泉成)やヒロシ(小池徹平)に、失踪の経緯や戻ってきた理由を語り、また一緒に暮らしたいと打ち明ける。一方、夏(宮本信子)に誘い出されたユイは、本当の気持ちを話しだす。
第119話
芸能人として人気が少しずつ高まってきたアキ(能年玲奈)に対し、GMTは伸び悩んでいた。太巻(古田新太)は巻き返しのため、映画の製作を企画する。そのころ、アキは番組出演直前に水口(松田龍平)から思いがけないことを言われ、動揺のあまり、生放送でおかしな発言をしてしまう。番組を見ていた春子(小泉今日子)は驚くものの、放送後の反響は上々。一方、太巻は鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)に映画の出演を依頼するが…。
第120話
鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)が出した条件で、映画のヒロインはオーディションで選ばれることになり、アキ(能年玲奈)もさっそく応募する。だが、この映画を企画し、メガホンを取る太巻(古田新太)にはある思惑があった…。アキは書類審査に合格し、喜々として次の審査に備える。北三陸でもアキの応援で盛り上がっていたが、ある日、異変が起きる。祖母・夏(宮本信子)が突然…!?